我が家の引きこもりの次女。昨年の3月に貧血と診断されて鉄剤を処方されましたが、服用するとひどい下痢になるそうで、ほとんど服用できませんでした。
もともと次女は肉も魚も好きではありません。その上、近年は引きこもりをしているせいで、運動不足。食欲もわかなかったのでしょう。私から見ても食べる量が減少していました。だから貧血になったと聞いたときも別に驚きませんでした。『ああ、やっぱり』という感じです。
次女の貧血・その程度にびっくり
次女は通常なら11.3ほどの血色素量が8.5しかありませんでした。私は自分が貧血になったことがないため(貧血になりやすい妊娠中もなったことがない)、驚いてしまいました。
次女は「SNSで見てみると、これくらいの貧血はよくあることみたいだよ。別に平気でしょ」などと言っていましたが、私としては薬も飲まない、食事内容も今ひとつのまま、次女を放っておくことはできません。
ただ、薬の副作用を我慢させるのも(あらかじめ医師に胃腸薬を処方してもらっていても、ダメだった)、食べたくないというものを無理に食べさせる(私も食べろと言われると食べたくなくなった)のも何か違うな、とは思っていて、何か良い方法はないかと考えていました。
まあ、本当に具合が悪くなれば自分でも何か方法を考えるだろうと思っていたので、半ば次女の貧血は放置されていた感じもします。
鉄のフライパンを使ってみた
今年に入って、毎日弁当づくりに使っていたフライパンがダメになって買い替えを考えるようになりました。そのとき、鉄のフライパンはどうだろう?と思うようになったのです。
テフロン加工に比べると鉄のフライパンは長期間の使用が可能だし、何を料理しても鉄分が強化されます。地道に鉄分を補給していれば、貧血にも良い影響があるのではないかと思いました。
それを次女に言ったところ、最初は「そんなことで鉄分が補強できたら、誰も苦労はしないよ」などと言っていましたが、私は毎日、少量ですが次女に鉄のフライパンで調理したものを食べてもらったのです。
で、今年の7月にもう一度血液検査をしたところ、血色素量は基準値の11.3に回復していました。まだまだ貯蔵鉄は足りないため、気を抜くとすぐに貧血に逆戻りをしてしまいますが、普段と変わらぬ生活をしていながら貧血が改善したことに間違いはありません。
まあ、自己満足ですが
次女はもう医師から鉄剤を飲めとは言われなかったそうです。貧血が気になる方は、サプリメントなども良いでしょうが、まず調理器具を鉄製のものに変えてみると良いかもしれませんね。
昔から鉄製のもので料理すると、貧血予防になると知ってはいました。でも、実際に血液検査の結果で数値として見ると、とても納得できました。
まあ、貧血が改善したからといって、次女の体調がすごく良くなったかというと、そうでもありませんし、特に私が感謝されているわけでもありません。夫に至っては「貧血なんて、たくさん食べてたくさん動けば治るもんだ」と言っています。
だからこの件は単に私の自己満足なのですが、それでも効果が上がったと思うと、気持ちが上向きになるような気がします。体調が良くなることで、せめて家の中では次女の態度が良くならないかな…と思っていますが、これはどうでしょうか?
それでも、次女以外の家族だって鉄分を摂って悪いことはないと思うので、これからも鉄製のフライパンで料理を続けようと思っています。
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