私はかつて自宅での仕事として、ウェブライターをしていたことがあります。
実際に報酬を受け取るのですから、家での仕事でもとてもハリを感じていました。毎日、少しでも多くの仕事をこなそうと、決まった時間にパソコンを開いていた(ノートパソコンなので)のです。
60歳を過ぎて実感・朝の家事が終わらない
4~5年前には、朝、夫を送り出してから掃除と洗濯をして、8時ごろからは仕事に取り掛かる毎日でした。それが、今やブログの記事を書くためにパソコンを開くのは、早くても9時半、遅いと10時過ぎてしまうことも…
決して、私の仕事量が増えたわけではありません。思い当たるフシは何もないのに、パソコンを開く時間は遅くなるばかりで、買い物に行く日には、ブログ記事など書けないことも多々あります。一体、なぜこんなことになったのか…
あまり認めたくありませんが、私が年を取って仕事が遅くなっているのが主な原因ではないかと思います。例えば窓を拭くとき、以前なら1階の窓を一気に拭けましたが、今は一箇所拭いたら、少し休まないと疲れてしまいます。
このちょっと手を休めることが積もり積もって、家事にかかる時間を膨らませているような気がします。そして、経験値が上がっている分、仕上がりにも厳しくなっていますから、やり直しをすることも多くなっています。
こうして、家事にかかる時間はとどまることなく増えていくわけです。
同じように感じる人はいるらしいが
以前幸田文さんという作家が、年を取ると手がのろくなるので気ばかり焦るのだ、というようなことを書いていました。幸田文さんによると、年を取った人こそ1日中忙しがっているのだそうです。
日本を代表する作家が私と同じことを感じているのですから、これは仕方のないことと思えば良いのでしょう。ただ、なにかにつけて『あ~、今日はこれしか仕事が終わらなかった…おかげで自分の趣味が楽しめない』と思って生活するのは、つまらないと思います。
何しろ、私は専業主婦であるにもかかわらず、家事を終わらせると残り時間は僅かなもの。あっという間に1日は終わり、その積み重ねで1年もあっという間なのです。その1年が積み重なったら、残りの人生だってあっという間に終わってしまうのではないでしょうか。
変化は受け入れていくしかない
それでは一体どうすれば良いのでしょうか?どこかで家事を割り切ることも大切だと思います。それともブログは趣味の領域だからなかなか取りかかれないのかもしれません。ウェブライターは報酬が発生する仕事だったから、きっちりと決まった時間に取り掛かることができたのかも…
このブログを始めた当初、ウェブライターの仕事の合間にブログ記事を書いていました。なんとか読んでくれる人を増やしたいのと、自分で自由に書きたいことを書ける喜びから、1日に2~3記事を書くのもザラでした。
今は1日1記事にも満たないペースになっています。まあ、このブログを始めてすでに5年が経過しています。5年も経てばどんな人間も変わりますよね。この変化を受け入れてやっていくしかないか…


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