歌手で俳優のいしだあゆみさんが3月11日に亡くなりました。テレビの報道で知りましたが、死因は甲状腺機能低下症とされていて驚きました。
私の甲状腺も機能低下しているが
私が現在治療している橋本病も甲状腺の機能が低下、甲状腺ホルモンが不足するために様々な症状が出ます。
しかし、この病気、甲状腺ホルモンを補充することで、普段とほとんど変わらない生活を送れるため、病気であるという自覚はあまりないのです。
かつてこちらの勝手な都合でホルモン剤を2週間近く飲まなかったことがありました。そのときはせっかく安定していた甲状腺ホルモンの数値が悪化。医師からは厳重注意を受けたのですが、私の自覚症状は『疲れやすいな~』ぐらいのものだったのです。
いしださんはどんな状態だったのか?
甲状腺機能低下症が死因として発表されたことで、いろいろと考えさせられました。
いしださんは自分で甲状腺機能低下症だと知らなかったのか?知らなかったゆえに悪化を招き、死に至ったのか?
私の甲状腺ホルモンの値が悪化したとき、私の主治医は「この状態を放っておいて、何か(大きなケガなど)があったときが怖い」と言っていました。普通のときなら何でもないことが、甲状腺ホルモンが不足している状態だと、乗り越えられないということだったのでしょうか…
いろいろな方のブログを読んでいると、本当の死因を隠すために甲状腺機能低下症としたのではないかという意見もありました。そういう可能性もなきにしもあらずですが、それでもなぜ甲状腺機能低下症を使ったのかと思ってしまいます。
当事者はびっくりするよ~。
気になって検索してみたら、治療をしないで放置すると心不全を起こしたりするそうですから、最悪亡くなる可能性もあるわけですね。
自分で自分の命を区切ったのかも
報道を聞いて最初は驚いたし、怖いと思いましたが、私の思いも変化しました。
いしだあゆみさんは76歳で亡くなりました。現在では少々早い気もしますが、彼女は自分の命を使い切ったのかもしれません。晩年の映像を見ると、かなり痩せて痛々しく感じました。あれは自分の命を使い尽くしている途中だったのかも…
もしかすると、いしださんはおかしいとは思っても、あえて余計な治療をしない道を選択したのかもしれませんね。自分の生き方を全うして、しかもその死は早すぎも遅すぎもしない、これはかっこいいですね。
私は一度治療を始めてしまったので、もうそれを辞める選択肢はなくなったように思います。いしださんと比べるわけではありませんが、生き物としては果たしてどちらが良いのでしょうか。まあ、いしださんの死の真実は私にはわかりませんが…。
いしださんの姿をテレビで頻繁に見ていたのは少し前の時代のことですが、未だにそのときのことは忘れられません(特に「北の国から」のお母さん役)。最近も映画に出演していたそうですから、生きてさえいれば、まだまだ人の心を掴むことができたのに…とも思ってしまいます。
私が子どもの頃から活躍していた方がみな亡くなってしまい、何だか寂しいですが、これも仕方のないことなのでしょう。最後になりましたが、心よりいしだあゆみさんのご冥福をお祈り申し上げます。


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