毎年、同じグチを書いているような気がしますが、今年もお盆が近くなりました。お盆の前にはお寺に支払いに行かなくてはならず、その期日が近づいてきました。
出費がかさむのは嫌だし、支払いに出かけるのは面倒くらいです。
支払いするけど、結果は満足できない…
我が家は曹洞宗の寺の檀家になっており、檀家には毎年お盆の前に支払い通知書が送られてきます。
お盆のときに新しく立てる塔婆代、供養代など合わせて1万1千円なり。これを指定の封筒に入れて、期日(毎年7月1日から5日間)までにお寺に納めに行かなくてはいけません。
塔婆は毎年新しくなるので、古いものが墓石の裏に溜まってきます。以前はお寺に持ち込むとお焚き上げをしてくれましたが、いつからか焚火はまかりならんということでお焚き上げはしませんということになりました。
まさか燃えるゴミに出すわけにはいかないと、近隣の住民は一時期とても困りました。我が家の墓は地域の共同墓地にありますが、誰かと顔を合わせる度に「塔婆、どうする?」という会話があったものです。
結局、数年後に共同墓地を管理する役員が塔婆を燃やして処分することが決まったため、塔婆の処分については一安心となりましたが、毎年高いお金を支払っているのに、処分を丸投げされたという感じは否めませんでした。
さらに不満がつのる
しかも、お盆の最終日に塔婆をわざわざ自分でお寺に取りに行かなくてはいけないのです。塔婆を取りに行けるのはお盆の最終日1日だけです。近所中の人たちがお寺に集中して、いつも大変です。
お寺は我が家からそれほど離れているわけではありませんが、それでも歩くと30分近くはかかります。しかし、車で行くと駐車場は激混みで、お寺に近づくと渋滞しています。私は毎年、塔婆を取りに行くのが憂うつです。
もう、塔婆なんてなくてもいいんじゃないか、と思いますが(実際に浄土真宗は塔婆がありません)、どうしても塔婆がなくてはならないなら、もう少し塔婆を受け取りやすくしてくれても…と思ってしまいます。配達してくれ、とまでは言いませんが…
今のところは我慢して毎年塔婆を受け取っていますが、これ、私と夫が亡くなったら間違いなく娘たちは要らないって言うだろうな~。どうせ、要らなくなるものなら、今のうちから要らないって言えないかな、と考えてしまいます。
お寺のことも考えてみるが…
もう少し、負担が少なくなったらまた考えも変わるかもしれませんが…、お寺も今檀家離れなどで財政が苦しくなっているようです。お盆は貴重なかき入れ時なのかもしれません。
しかし、供養代だってこれが妥当なのかが私たちにはわかりませんし、お盆だからって盆子という名目で新たにお金を取られるのも何とかならないのか、と思います。かつてはお盆には住職が各家庭を回ってお経をあげたそうです。
だから、わざわざ来てくれた住職にお礼の気持ちでお金を包んだのでしょうが、今は全くそんなことはありません。だから一体何のためにお金を包んでいるのか…誰かが亡くなったときなら別ですが、お寺のことが固定出費になるのはやはりキツイ。
しかも、檀家はお寺で何かあると(山門を建てるとか)、必ず集金があります。払っていただけますか?ではなく「〇万円でお願いします」と、お金を払うことが前提です。我が家はかつてお寺の山門のために5万円を支払いました。突然の出費もキツイ。
もしかすると私や夫が亡くなったときが、お寺から離れるきっかけになるかもしれないと今は期待しています。娘たちだけになった我が家には、集金の通知も来ないのではないでしょうか。夫はともかくとして私の葬式には住職を呼ばなくてもいいし…(実際にそうした親戚がいます)。
なんて文句を言っているうちに、お盆が終わってまた1年経っちゃうんですよね、きっと。


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