学歴詐称したのではないか、と問題になっている静岡県の伊東市長。彼女が卒業したと主張している大学と、私が卒業した大学が同じなので、何となく他人ごとではないような気がしています。
どうやら市長は辞職をするそうですが、その後やり直し選挙に出馬するということです。なぜそんなことをするのでしょうか。市長は何か勘違いをしているのかもしれませんね。
市民をだましたことに変わりはない
今、問題になっているのは市長の学歴ではなく(市民にとってはもともと市長が大学を卒業したか、除籍になったのかは、大した問題ではないでしょう)、市長が市民に嘘をついたかどうかです。
そこが明らかになっていないのに、もうやり直し選挙に出馬をすると言われても、伊東市民も何とも言いようがないと思います。
まあ、兵庫県知事がやり直し選挙で見事に当選したのも記憶に新しいところです。伊東市長はまだチャンスがあると考えているのかもしれません。
しかし、兵庫県知事の場合は、わかりやすいストーリーがありました。それほど悪いことをしていないのに、よってたかって県議会にいじめられたかわいそうな知事、というのがそれです。多分兵庫県民の皆さんは、かわいそうな知事を助けたいと思ってしまったのでしょう。
兵庫県知事の場合だって、傍から見たらかわいそう、という言葉がいかに県知事に似つかわしくないかわかりそうなものです。だって、彼のせいで3人もの人が命を落としているのです。かわいそうなのは県知事ではなく、命を落とした3人とその家族です。
伊東市長に至っては、そのストーリーすらありません。大学時代バイクで日本中(と言っていたような…)を放浪していて、授業はあまり受けなかった由、もし除籍になったとしても、あまり同情はできないような気がしますから、やり直し選挙には出馬しないのが利口だと思います。
除籍になったって、得たものは多かっただろう
ただ、バイクで日本中を放浪するのはなかなかできない体験だと思います。たとえ大学を除籍になったとしても、きっと授業では得られないものが、たくさん得られたはずです。伊東市長は実地で得られたものを売りにした方が良かったですね。
それにしても、学歴詐称問題が浮上したのは、市議会議員全員に1通の封書が届いたことがきっかけでした。そこに市長は卒業していない、除籍になったのだと書かれていたのです。一体誰がそんなことをしたのか、と考えると怖いです。
そんなことを知っているのは、市長に近しい人、もしかすると同級生?などと勘ぐってしまいます。「天網恢恢疎にして漏らさず」って本当なんだな~、と改めて思います。私が市長になることはありませんが、なるべく正直に生きていきます!
ちなみに我が家の引きこもりの次女も同じ大学に入学しました。そうして、引きこもりになるのとほぼ同時にやめています。次女は自分から願い出て中途退学をしたわけです。今まで除籍と中退の違いなんて考えたことはありませんでした。
うん、1つ新しいことを学びましたね。


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