もう何度もこのブログに書いていますが、次女の部屋のエアコンが全然効きません。
完全に壊れたかと言うと、そうでもなく、日が沈み、外気温が少し下がってくると(30℃台前半なら良い)エアコンが効き出すのです。
エアコンを購入してから10年以上経っているため、経年劣化とも考えられますし、次女の部屋は我が家の中でも一番西にあり、西日がキツイためだとも思います。
エアコンが効かない本当の原因
しかし、一番の原因は我が家の隣に建っていた倉庫を解体したことかもしれません。
倉庫を解体した後から、次女がエアコンが効かないと騒ぎ出したのです。
倉庫は気づかぬうちに我が家の日除けとなっていたようです。次女の部屋への影響はもちろんですが、倉庫を壊してから何本かの庭木が元気を失ってしまいました。柿の木はほとんど実をつけなくなったし、アジサイは花が咲かなくなりました。
実はこの倉庫、壊すにあたって私には何の思いもありませんでした。寂しくなるなとも思わなかったし、何なら見晴らしが良くなって清々すると思っていたのです。壊す前には、倉庫にアライグマやハクビシンが侵入。
倉庫がなければ何かが住み着く心配もない、だから早く壊してしまいたいと言うのが本音でした。壊す前に倉庫の中に入った夫によれば、フンがたくさんあって、臭いもひどかったそうです。倉庫は築50年以上の代物です。
誰が考えても、壊すしかなかったはずです。
実は古~い倉庫に価値があった?
現在、次女によると本当に外気温が高いときは、部屋の壁まで熱くなっているとのこと。この状態を以前のように戻すためには、一体どうすれば良いのでしょう。
ネットで調べると、日光を遮るための様々な商品が販売されています。ただ、それらはみな窓をカバーするものです。家の壁までカバーできるような商品はどこにも見当たりません。
塀を作れば良いのかもしれませんが、2階の次女の部屋までカバーできる塀を作ったら、すごく高い塀になり、我が家は怪しい感じになってしまうかもしれません。
壊してしまった倉庫は、次女の部屋にとってかけがえのない存在だったのです。何の価値もないと思っているものに実は価値があった、後で気が付いてももう遅いのだ…と言うようなことをどこかで聞いたことがあります。
私はそれをきれいごとだと思っていましたが、本当に見方を変えると価値があるものって、実はたくさんあるのかもしれませんね。これ、人間にも言えるのではないでしょうか。
よく夫は「どんな人にも役割があるんだ。亡くなってからしばらく経つと、その人がいなくて困ることが必ずあるよ」と言っていますが、倉庫がなくなってから、この言葉の意味が一層納得できるようになりました。
まあ、だからどうしたっていう話なのですが…倉庫は壊さざるを得なかったし、仕方がないです。でも、何事につけても価値を見出せるようになれば、生きるのが楽しくなりそうですよね。


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