先週末、私が住んでいる地域では小学校の運動会と自治会主催の敬老会が行われました。もう、10月下旬ですから、ずいぶんと遅めの開催ですね。
どちらの行事も以前は9月に行われていましたが、今年の猛暑で延期を余儀なくされたようです。せっかく延期したのに、土日ともに雨降りとお天気には恵まれませんでした。
盛況だった敬老会
小学校の運動会はもう我が家には縁がありませんが、敬老会の方は夫が自治会役員を務めているため、両日出かけなくてはなりませんでした。
狭い地域のこと、雨降り(しかもインフルエンザが流行中)にわざわざ自治会館まで出かけてくる人がいるのかと思いましたが、夫によると35人ものお年寄りが集まったとのことです。
本当は役員の皆さん、今年から敬老会を廃止にしたかったそうです。それを地域の民生委員を務める女性に報告に行ったところ、「それでは困ります。今年はやってもらわないと」と言われたとか。
なんでも民生委員の女性は、来年で退任。自分の在任中に行事を廃止してほしくないのと言ったそうです。もう、ほとんどやる気のなかった自治会役員の人たちは、嫌々敬老会を準備、開催したのです。
敬老会をやりたくない理由
役員の人たちが敬老会をやりたくない理由は、準備が大変だからです。近隣の地区ではすでに敬老会は行われておらず、記念品だけを該当者に配っています。この地区もそれでいいんじゃないか、と役員たちは考えたのでしょう。
大体、役員自体がもう結構な年なのです。62歳の夫が最年少ですから、皆年を取って疲れやすくなっているのに、役員をやっているのです。余計な行事はやりたくないと思っても当然だと思います。
夫はここ数日、いつも怒ってこんなことを言っています。
「俺たちのときは、誰が敬老会をやってくれるんだ。そんなことしてくれる奴なんていないんじゃないか。俺たちだけが、敬老会をやらされて損をしているんだ。それに敬老会なんて俺は出たいと思わない」
ただ、35人も出席する敬老会。お年寄りが集まる場所が必要だということの表れだと思います。それこそ、民生委員の女性が何かそういう会を主催すれば良いのに、と感じます。
敬老会をやるのも大変そう
まあ、敬老会を開催するとしても、最近はいろいろと大変なようです。感染症が懸念されるため、会で出すお弁当類は持ち帰り禁止。残したものはすべて廃棄だということです。
予算の関係上、敬老会ではスーパーなどで安く買えるお弁当を出します。そのため、どうしてもお年寄りは残しがちになります。中にはほとんど手を付けていないのに、廃棄になってしまうお弁当もあるとか…
「そんなんだったら、敬老会なんてやるな」という夫の言葉、少し気持ちがわかります。小学校の運動会もかなり時間が短縮されているようだし、これからはみんなで集まって行事をするってこと自体が少なくなるのかもしれません。
そう言えば、私の母も60代の終わりごろ、敬老会の手伝いに行ってました。「え?招待されるんじゃなくて、手伝いなの?」と思わず聞いたところ、「そうなのよ。手伝ってくれる若い人なんていないのよ。本当に嫌になっちゃう」と言っていたっけ。
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