先日、テレビを見ていたら大家族石田さんチ(正式名称ではない)が放送されていました。これ、何十年もやっていますよね。全部見ていたわけではないですが、見ると懐かしい気持ちになります。
久しぶりに見たら、子どもたちはみんな大人になっていたし、お父さんとお母さんは年を取っていました(自分も年を取ったんだから当たり前ですが)。ちなみに石田さんチの末っ子は我が家の長女と同い年です。
良くないこともちゃんと言うのが石田さんチ
今回は、13年間一度も帰省していない長女が今年は登場したことで話題となっていました。どうやら祖母が亡くなったことが、帰省のきっかけとなったようです。
久しぶりに姿を現した長女さん、実家と疎遠になった理由をはっきりと言っていたので、私は感心しました。こういうことって、みんな隠したがるような気がします。もし、私ならちゃんと言えるかどうか…
しかし、ちゃんと言わないと問題は解決しませんから、また実家と疎遠になってしまうことも考えられます。やはり言うべきことは言わないと…それが難しいんですが。
長女さんは次々と子どもが産まれる状態、それにテレビの取材が入る状態がとても嫌だったそうです。多くの方がSNS上で言っていましたが、長女という立場上、下の子が産まれると自分が手伝わなくてはならない、と重荷に感じてしまったのかもしれませんね。
しかも、一人や二人ではなく自分の下に8人子どもができるって、普通は体験できませんから、私たちが思っている以上に長女さんは大変だったのでしょう。次々に子どもが産まれる状態を「わけがわからない」と言っていた長女さん。
ついには妊娠を聞いて「また?」と言ってしまったそうです。ついに長女さんは家族が集まったバーベキューの席で、お父さんに対して「お父さんもお母さんも嫌いだった」とも言っていました。
他にも「あの頃は俺も余裕がなかったんだよ」というお父さんに「そんなに余裕がないのに、子どもを作っちゃだめでしょ」と返すなど、普通だったらどうなっちゃうの?と思う場面かもしれません。
ただ、私はこの場面嫌いじゃありません。お父さんも「お父さんだけ嫌いって言われるより、お母さんも嫌いって言われたから良かった」などと言っていましたし。
普通なら相手に嫌いと伝える前に、自分が姿を消すと思います。そして表面上は何事もなかったかのようにして生活するのでしょう。しかし、石田さんチは違います。ちゃんと言う。
石田さんチは良い家族だと実感
好きになれなくても、わかりあえなくても家族は家族。完璧じゃないけど、これが自分の家族だと長女さんもお父さんもちゃんとわかっているような気がして、何か良いな~と思えて来たのです。
我が家も完ぺきとは程遠い家族なので、『いろんな家族がいてもいいんだ』と思えるのは大変ありがたいです。
もちろん、娘に嫌いと言わせてしまう親なんて…と批判する向きもあるでしょう。しかし、家族だからという理由で誰もが親のことを好きだと決めつけるのは乱暴です。
それに本当にダメなのは、嫌いなのに好きなふりをすることを子どもに強いる親ではないでしょうか。長女さんに「嫌い」と言わせているお父さん、実はとても立派な人なんじゃないだろうか…若いころのお父さんは、ガミガミ怒ってばかりであんまり好きではありませんでしたが。
石田さんチの番組、なんだかんだ言っても根強い人気があるのがわかるような気がしました。しかし、これいつまで続くんでしょう?夫婦のどちらかが亡くなるまでかな?それとも…
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