2日めのカレーは危険?

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定期的に読んでいる貯め代さんのブログで、ウエルシュ菌の食中毒についての記事を読みました(こちらの記事です「シチュー鍋をしまい忘れ!ウエルシュ菌が怖くて処分の食中毒予防」)。

2日めのカレーが不味かったわけは

ウエルシュ菌については私も覚えがあります。

私の場合はカレーでした。私が幼い頃はカレーは2日めが美味しいと言って、喜んで食べたものでした。しかし自分が大人になって料理を作るようになってから、2回おかしいなと感じたことがありました。

2回とも夕食に食べたカレーを入れた鍋をガス代に置いたままにして、次の日のお昼に食べたのです。2回とも腐っていると危機感を覚えるほどではありませんでしたが、明らかにできたての味とは違っていました。

私以外の家族は別に普通のカレーの味だと言って、食べましたが私はとても美味しいとは思えませんでした。

1回目は私だけの気のせいかとも思いましたが、2回めのときにも同じことを感じ、味の変化も同じようだったため、これはもう気のせいではなくカレーの鍋を出しっぱなしにしたことによる品質の劣化なのだと感じました。

それ以来私はカレーでもシチューでも余ったら、容器に移して冷蔵庫にしまうようにしました。そしてその後ウエルシュ菌の存在を知ったのです。

注目されだしたのは意外に最近?

幼稚園や小学校など、多くの人が集まる場所で前日から大鍋で煮込んでいたカレーを食べたときに、食中毒が発生した例をテレビで紹介していました。今から12~3年前のことだったと思います。

ウエルシュ菌は空気が嫌いな性質のため、大鍋で煮込む料理は、空気を入れるためによくかき混ぜる必要があるそうです。特にカレーやシチューなどのドロドロした料理は、中に空気が入りにくいために、菌が増殖しやすいので要注意だそうです。

1度菌が発生すると、加熱をしても死なないため、よく煮込んだから平気ということにはならないのもこの菌の怖いところだと紹介されていました。

私の疑問

しかしウエルシュ菌が増殖したからと言って、味が変化することはないそうです。だとしたら、私が感じたカレーの味の変化は一体何だったのでしょう。やはり気のせいだったのでしょうか。

考えてみれば、味が変わってしまうなら、みんな警戒して食べませんよね。集団食中毒が起こる心配はないはずです。

それと以前は2日目のカレーを食べてお腹を壊した話は聞いたことがありませんでした。なぜ最近になって、カレーは冷蔵庫にしまうよう(シチューも煮物もしまった方が良いです)に言われるのか不思議に感じていました。

現在はキッチンの密閉性も良いし、気温もかつてよりも高くなっているのでウエルシュ菌が発生しやすくなっているのかもしれませんね。

確かに昔の台所は、冬はとても寒かったですが、現在はそんなキッチンはありえません。だから私たちは冬も油断してはいけないわけです。

それに実家で使っていた鍋は薄くて軽いアルミの鍋だったことも関係しているのかもしれません。アルミ鍋は火も入りやすいし、冷めるのも早いですが、この特徴が食中毒に関してのメリットになったのかもしれません。

夏は料理の量にも注意

夏の暑いときにカレーは美味しいですが、いつもと同じ量で作ると余って何日も冷蔵庫を占領します。たとえ冷蔵庫にしまっても、ウエルシュ菌の発生が0になるわけではないそうです。ゆっくりではありますが、菌が発生する可能性は消えていません。何日も残り物を食べない方が良いのは言うまでもありません。

夏は料理の量にも区を配った方が良いようです。でも、どうしても煮込み料理ってある程度まとまった量が出来上がってしまうんですよね…こういうことを考えていると、本当に料理を作りたくなくなります。

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