少し前にある県議会議員(女性)が突然生理になってしまい困った、だから市役所のトイレに無料で使える生理用ナプキンを備えて欲しいとSNSに投稿したことがありました。
女性の配慮の問題か?
この議員の投稿が波紋を呼び、いわゆる大炎上という状態になったようです。男性からの中傷ともいえる投稿はもとより、同じ女性からも「いつもナプキンをひとつバッグに忍ばせていれば済む話」等と言われてしまったのです。
これはもっともらしい言葉ですが、いかにもあなたの配慮が足りないから起きる問題だと言っているので、言われた方は大変に不愉快だと思います。
私はナプキンを忍ばせていなかった
まあ、ナプキンは普通は無料で手に入るものではないため、これを無料でトイレに備え付けるのはすぐにできることではないでしょう。どうしても慎重にならざるを得ません。これに文句を言う人の気持ちはわからないではない(わかって欲しいですが)。
しかし、女性が皆、いつでもバッグに生理用品を忍ばせているべきだ、という考えには私は納得できないです。生理って突然思いもかけないときに来ますよね。
私は高校生になっても、いつも自分に生理が来ると驚いていました。ナプキンがない、となったのも1度や2度ではありません。
バッグにナプキンを…と思わないわけではありませんでしたが、1度バッグに入れたナプキンは入れっぱなしになることが多く、いざというときには使いたくない状態になっていました。
結局、私がナプキンがない!という状態になったときに、どうしたか。クラスメイトに声をかけて、ナプキンを借りたのです。ちゃんと返したこともありましたが、今考えると借りっぱなしになっていた人もいたと思います。
本当に申し訳なかったですが、もう閉経して10年以上経っているので時効ということで…
保健室に行けば、ナプキンがもらえることはわかっていましたが、今すぐにナプキンが欲しい状況のとき、ちょっと離れた保健室に行く気にはなれませんでした。同じ理由でコンビニも却下です。当時高校からコンビニまでは徒歩5分ほど。出血が気になるときの徒歩5分は長いです。
備え付けてあれば安心だよね
まあ、常にバッグにナプキンを忍ばせている方がいたからこそ、私が生理になったときに事なきを得られたわけですが、皆本当にそんなことをしていたのでしょうか。
私は誰かに声をかけてナプキンを借りるくらいなら、トイレに備え付けてあれば誰も困らなくていいな~、と思うのです。
学校でも職場でも、公共の施設でも、ナプキンが備え付けてあれば、何の心配もなく通学・通勤ができますよね。無料というのがネックになるなら(議員女性は税金の無駄遣いとか言われていた)そのために、できる人が寄付したって良いと思います。
同じ女性(もちろん男性もですが)でありながら、生理の問題を本人の責任論にしてしまう人たちは、突然の生理になったことがないのでしょうか。そしてこれからも決してならない、と思っているのでしょうか。バッグにナプキンを入れ忘れることだってあるかもしれないのにね。
なんかちょっと想像力が足りないんじゃないの~?と思ってしまいます。突然生理になったときの『ああ、どうしよう…』という気持ち、味わってみればいいのに。
こういう問題に触れるたび、私は閉経していて良かったと思ってしまう…こんな気持ちの人が増えてしまったら、それは少子化も進むでしょうよ。


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