断捨離とかミニマリストとか流行っていますね。
私も昔から、自分にはたくさんの物の管理はできない、と気がついていましたから、どちらかというと物は少ない方でした。
五十肩でブラジャーが着けられない!
でも、長年家族をしているとなぜか垢がたまるように物がたまっていきます。
子どもの卒業などをきっかけにして、何回か断捨離に取り組んできました。
でも、中にはこんな物が、と思うような物が役に立ったりしたので、紹介したいと思います。
それはアンダーが伸びたブラジャーです。
私は50代になり、五十肩になりました。最初は背中に手が回らなくなりました。
いわゆる後ろにホックがある、普通のブラジャーは一切自分では止められなくなりました。
もともとすでに楽なハーフトップに毛が生えたようなブラジャーを愛用していた私には大した痛手はないと思っていたのですが、そのうちにハーフトップタイプを着脱するのも肩と腕が痛くて大変な苦行になったのです。
特に夏の風呂上がりは、拭いても拭いても汗が出てきて、余計にブラジャーを着けるのがくるしくなりました。1人で、風呂場で苦しむ様子はきっと怪しい人のようだったでしょう。
誰かに頼めばよいのかもしれませんが、娘たちには見られたくないし、夫に頼むのも癪にさわるため、断固として嫌でした。夫と仲がよければ、余計に嫌だったかもしれません。
物にも第2の人生がある?
そこで活躍したのがアンダーが伸び切ったハーフトップタイプのブラジャーです。
もはや補正力は望むべくもありませんが、私にとってはノーブラではないというのが、人間としての最低限の礼儀というか、重要なことなので、この際補正力には目をつむりました。
捨てようかな、と考えていたものが役に立つのは、私にとってはとても珍しいことです。
ボロボロのタオルなんかも大量に取っておいたら、介護のときに役に立ったという話も聞きます。
物にも寿命や運命があって、別の方面で役に立つということがあるのかもしれません。
運命ですから、何でもかんでもやたらと取っておいたら役に立つというわけでもないのが、難しいところではあります。でも、五十肩に苦しむ女性の皆さんは、アンダーがユルユルになったブラジャーがあれば(上からかぶれるハーフトップタイプに限ります)、捨てるのをちょっと待ってみてもよいかもしれません。