私が毎日のように読んでいるブログ「お茶のいっぷく」。
64歳のmihoさんは、この先どこに住もうかと考えているようです。すでに成人したお子さんのそばに住むのも良いけれど、双子の妹さんの傍に住んだら老後は助け合って生きていけるのではないかと思ったようです。
しかし、妹さんの返事は芳しくないものでした。mihoさんは妹さんが自分のことを重荷に感じたようだとおっしゃっていました。確かにそうかもしれませんが、これ、私にも覚えがあります。
私も母から拒絶されたが
今から30年以上前、私は長女を出産したばかり。それまでとは全く生活が変わり、それが受け入れられないといった感じで、身軽だったころのことが忘れられなかったのです。
そんなとき、同級生の一人が結婚することになり、結婚式に私を招待してくれると言います。私は当然のように母に長女を預ける算段をしましたが、母の返事は思ってもみないものでした。
当然のように預けるって言われても、こっちも困るわ~。大体そういう大変なときは、いくらお祝い事だって失礼するものでしょ?私はそうしてゆみこねこや弟を育ててきたけど。
まるで母は私に、独身気分が抜けきらず、チャラチャラしている、と言っているような気がしたのです。同級生の結婚式に出席するなど、そう度々あるものではありません。それだけに、出席したかったのですが、母の言葉にカチンときた私は結婚式の招待状を欠席にしてしまいました。
まあ、私にも甘えがあったのは事実です。初孫だから母は喜んで預かってくれるだろうと思っていた節が確かにありました。
今、思えば育児から遠ざかっていた母にとって、乳幼児の面倒を見るのはハードルが高かったでしょう。初孫を大切に思えばこそ、無責任に預かったりできないと思ったのに違いありません。
私はこの頃から、育児に対して真剣になったような気がします。母が私の甘えを拒絶したからこそ、だったのではないでしょうか。
きっとmihoさんも後になって妹さんの思いが、わかるのではないでしょうか。
助け合いは長い目で見てほしい
家族の助け合いって、難しいですよね。自分が助け合いだと思っていても、相手はそう思っていないかもしれません。相手は『自分ばかりが、助けてあげている…もう、重荷だからやめたい』などと思っているのかも。
ただ、助け合いって長い目で見るべきですよね。娘たちが成長した後、私も母のお世話をしに、実家に通う日々がありました。mihoさんの妹さんは、自分ばかりが姉を助けている、と思っているかもしれませんが、この先助けてもらう側に回ることもあるかもしれません。
助けてもらう側の気持ちって、普段はなかなか知ることができないですよね。かつての経験から、私は助けてもらうのは気持ちの上で大変そうだな…と思っていました。やはり申し訳ないとか、こんなこともできなくて情けない、と思っているのが伝わってくるのです。
誰でも年を取れば助けてもらう側になりますよね?若いころに誰かを助けてきた人なら、ちょっと安心して助けてもらえるような気がします。お互いさまって思えないと、助ける方も助けてもらう方も嫌になってしまうような気がします。
まあ、もう少し経てば、mihoさんと妹さんはまた仲直りできると思いますが。う~ん、やはり家族って難しいものですね。


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