昨日、食料品の買い出しにいつものスーパーに行きました。会計のときに気が付いたのですが、レジのスペースに椅子が設置されています。
椅子としては高めで、本当にお尻をちょこんと乗せるだけに見えます。けれど後ろには小さな背もたれがついており、座っているときの安定感はあるようです。安定感はありながらも、客が来たときはすぐに立ち上がれる。
客がいないと疲れを感じる
これは良いと思いました。私は独身時代、スーパーでレジのアルバイトをしていたし、一時期は販売職に就いていたこともあります。
このとき痛感したのですが、接客中は感じないのに、客足が途絶えると途端に脚が疲れるのです。多分、接客中はそちらにいっぱいいっぱいで、脚の疲れなど感じる余裕がなかったのでしょう。脚が疲れると、立ち姿が崩れる。そうすると、今度は腰が痛くなります。
仕事中はいつも『あ~、脚が疲れた。早く休憩時間にならないかな』と思っていたものです。客がいないときは、椅子に座っていて良い、これは本当に画期的だと思います。疲れ方が全然違うはずだし、疲れていなければ他の仕事をする余力も残るでしょう。
もっと接客の質が向上するため、販売職を雇う側にとってもメリットは大きいはずです。
私もこの椅子を使いたい
私は昨日見た椅子も大変気に入りました。小さいながら座面クッションがとても心地よさそうです。低い椅子にどっかりと腰を下ろしてしまうと、いざ立ち上がる時にかなり力を使うでしょうが、レジの中の椅子は、軽い力でスッと立ち上がれるだろうな~と思ったのです。
私もこの椅子が欲しいな、と思いました。かつて接客業が辛かった私は今、夕食を作るとき、そして後かたずけをするときに脚が疲れて辛いのです。ちょっとの間に、椅子に座れたらかなりラクになるのではないでしょうか。
我が家のキッチンは大変狭いですが、レジの中に置ける椅子なら、ジャマにならないような気がします。
本当にレジの人に座り心地はいかがですか?と聞きたいくらいでしたが、恥ずかしいのでできませんでした。もう、20年以上ずっと通っているスーパーなのですが…
とりあえず、私が働いていたときのように、座っているのはお客様に失礼という思い込みが廃れてきたのは良いことだと思います。
○○であるべき、●●でなくてはならない、というような思い込みからはなるべく自由になりたいものです。だって不便だから。客がいないときは座れるのが当然になれば、ずっと立っている自信がない人も、接客業に挑戦できるようになるかもしれません。
こういうことが人手不足解消の1つの方法になるかもしれない、などと思いながら帰ってきました。接客業をやるかはわかりませんが、私も1度あの椅子に座ってみたいな。


にほんブログ村
にほんブログ村
コメント