毎年誕生月に合わせて、骨密度を測定しています。橋本病でかかっている医院の医師も、年に一回くらいは骨密度を調べるようにと言っているからです。
いろいろなブログを読んでいると、うまく薬の効果が出て、休薬しましょうと言われている方も。必要ない薬は飲みたくない(費用もかかるし、飲むときにいろいろと条件があって面倒くさい)ので、毎年骨密度を測る前には期待してしまいます。
なかなか治療の効果は出ない
今年も期待しながら測りに行きましたが、結果は現状維持でした。昨年もですが、数パーセントの上下はあります。しかし、医師には誤差のようなものだと言われてしまいました。
医師には「圧迫骨折もないし、現状維持ができているんだから、もう少しこのお薬を続けましょう」と言われ、診察は終了となりました。
何事もなく現状維持がかなっているんだから、良かったと思えば良いのでしょうが、私はどうしてもがっかりする気持ちを抑えることができませんでした。もう、薬を飲みだして丸3年です。もう少し、効果が出ても良いのではないでしょうか。
いつまで骨密度が50%という不安になる数値と向き合えばよいのか…ただ、私の骨粗しょう症がここまでひどくなったのは、自分で現実に向き合わなかったからでもあります。
骨粗しょう症という事実から目を背けた
自分の骨密度が平均よりも低いと知ったのは49歳のとき。今から12年前のことです。市の骨密度測定に参加したときに知りました。
そのときの係りの人が熱心に「ちょっと骨密度が低すぎます。治療が必要かもしれないので、整形外科を受診してください」と言っていたので、診察を受ける気になったのです。
市内でも大きな病院の整形外科を予約しましたが、そこでの診断はまだギリギリ骨粗しょう症ではない、というもの。これからは毎年骨密度を測定して、治療が必要になったらすぐに始めようと言われました。
毎年自分で予約して骨密度を測定することが、その時の私にはどうしてもできませんでした。面倒くさいというのもありましたが、私は自分のどこかに不調が起こっていることを認めたくなかったのだと思います。
心がけて運動をしても、カルシウムを強化した牛乳を飲んでも、骨密度は低いと言われたのです。49歳当時はまだ閉経を迎えたわけでもありませんでした。
もう、何をやっても無駄ではないか…と思ったし、治療法があるなら、不治の病というわけでもないだろうと、自分に都合の良い考えがあったのも事実です。とにかく私は57歳になるまで骨粗しょう症のことは考えずに生活をしていたのです。
悩みを放置しても解決しなかった
結局、自分が橋本病かもしれないと考えたときに、骨粗しょう症のことも思い出して、一緒に調べてもらうことに。見事に悪化していたわけです。日常生活に支障が出ては困るということで、治療を始めましたが、本当はもっと早くから治療を始めていれば良かったのです。
そうすれば今頃もう少し、効果が出ていたのではないでしょうか。困ったこと、悩んでいることを放置しても、良い結果を生むことはないですね。
自分ではどうしようもないことならともかく、自分でできることがたくさんあるのに、骨粗しょう症を放置してしまったことを私はとても後悔しています。
だから今、効果出ないな~と思いながらも、薬は毎日きちんと飲んでいます。骨密度が低いと自覚している人って、たくさんいると思いますが、まずはお医者さんに相談して、できることを始めてください。
自分だけでなんとかしようとしないで
ビタミンDを服用するだけでも、ずいぶん違うと思います。医師が処方するビタミンDは、一般に売られているサプリとは違うそうですよ。
食事と運動に気をつけるのはもちろんですが、それだけでは限りがあります。私が最初に骨密度が低いと言われたときは、自分でできることは全部やっているという自信がありましたから、すごくショックでした。
やはり最初から専門家の手を借りるのが良いのではないでしょうか。私と同じような人が1人でも減ると良いな…と思っています。


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