先日、歯科医院の待合室に1人のシニア女性(多分70代後半だと思う)が座っていました。診察を待っているのだと思っていましたが、診察室から1人の高齢男性が出てくると立ち上がって世話を焼き出したのです。
かいがいしく世話を焼く妻にびっくり!
女性は男性に上着を着せてやり、会計を済ませ、次の診察の予約まで取っていました。男性は高齢ではありましたが、特にどこかが悪い様子もありません。
女性が予約を取るときには「〇月△日でいいですか?」と男性に確認をしていたので、認知機能もしっかりしていると思われます。私は『それなら、男性が自分でやった方が早くないかな?』と思ってしまいましたが…
いくら妻でもここまで面倒見ないといけないかな…といぶかしく思いながら帰宅したのですが、次女はそういう老夫婦を病院に行くたびに見かけると言います。あるある、だそうです。
次女はこんなことを言います。
もし私がゆみこねこと病院に行ったとしたら、きっと会計とか、全部やってもらうでしょ。それと一緒じゃない?
それも問題がありますが(もう次女は29歳です)、親子関係なら多少はわからないこともありません。子どもが小さかったときの関係性を引きずることもあるでしょう。
しかし、夫婦関係だとそれはないはずです。夫婦は最初から大人同士の対等な関係だからです。
私は夫の通院に付き添いたくない
私も最近は娘たちを医療機関に送って行くことがあっても、自分でやって欲しいと思うので、一緒に待合室に行くことは避けています(その場にいれば手を出したくなることはあると思うから)。
だから私の夫が病院に行くことがあっても、一緒に行って世話を焼くなんて嫌だな、と思うのです。実は、私は夫を何回も病院に連れて行ったことがあります。痛風発作や尿路結石のときとか…
そういう自分ではもうどうしようもない状態のときは仕方がないと思います。サポートするのは家族として当然でしょう。しかし、何回も行かなくてはならない歯の治療とか、毎月の通院などに付き添うのはお断りしたいです。
ただ、ここまで書いてきて気が付いたことがあります。もしかすると、先ほどの高齢男性は免許を返納してしまったのかも…それで妻が車で送ってきたのかも(私なら車の中で待っていますが)。
年齢差がない夫婦は共倒れ?
こんなご夫婦を見ると、かつての夫婦がほぼ夫が年上だということにも納得がいきますね。妻の方が年下で、夫の介護を担えれば子どもの負担が少なくなりますし、今だって夫が免許を返納しても妻が運転を担えるし。
かつての夫婦、実はとてもよくできた仕組みだったかもしれませんが、我が家は夫と私は1歳違い。下手すると共倒れになりそうです。できる限り、自分のことは自分でしないといけないと思います。
こんなことを書いている今日、11月17日は私と夫の結婚記念日なんです。結婚して34年が経ちました。ずいぶんと長い時間が過ぎて、私も夫もすっかり年を取りました。自分のことは自分で…と思っても、いつまでできるかはわかりません。
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