私が住んでいるところは埼玉県の何の変哲もない街です。特に観光地でもなければ、大きなショッピングセンターなどもない、何もない街ですが、昔から市民に親しまれている「かにや」というお菓子屋さんがあります。
子どもの頃からのおなじみ
手土産にちょうどよいお菓子が揃うので、私が子どもの頃は実家でも帰省の折りには必ずかにやで菓子折りを買っていました。大人になってからも、手土産だけでなく法事などの引き出物にもよくかにやのお菓子を使っていました。
そのかにやに「ケンキ」という名前のお菓子があります。いわゆるブッセにチーズクリームを挟んだもので、甘いブッセの生地と塩気の効いたチーズクリームの組み合わせが、私は大好きです。ケンキが発売されたのは50年前のことなので、当時としてはきっと斬新な味だったことでしょう。
発売当初は「お菓子なのに甘くないぞ!」とクレームが来たそうですが、今ではケンキを嫌いだと言う人を探す方が難しいくらい、誰にでも好まれています。だからおつかい物としては安心できるお菓子なのです。
確かに元気が出そう
このケンキが期間限定で「ゲンキ」と名前を少し変えて販売されています。発売から50年が経った記念もあるでしょうが、コロナ禍に明るい話題を届けたいという願いもあるような気がします。
先日夫がおつかい物を買うついでに私たちにも箱入りのゲンキを買ってきてくれました。立方体に近い形の箱のそれぞれの面に、アルファベットと可愛い子どもたちの姿が描かれています。可愛いので、思わず写真を撮りましたが、本当に見ているだけで元気が出そうです。
普段から甘いものを食べると元気が出ると思ってはいましたが、子どもの頃から慣れ親しんだものならなおさらです。もうすぐ春のお彼岸ですから、お客様にお菓子を買おうと考えるのですが、今年はそれも必要なさそうです(すでに昨年のお彼岸もコロナ禍のために、行き来は止めています)。
でも、たとえ一人ででもこんなお菓子を食べるなら、元気が出てくるような気がします。
かにやの皆さんにも頑張ってほしい
かにやはオンラインショップも始めました。ぜひ、離れた場所に住んでいる人にもかにやのお菓子を食べて欲しいです。
そしてコロナ禍に負けずに頑張れ、と私はかにやの皆さんに言いたいです。オンラインショップなどを駆使して、コロナ禍を乗り越えて欲しいです。もしかにやが無くなってしまったら、私が住んでいる街は名物を1つ失い、大打撃を受けるでしょう。
美味しいものを食べると、元気が出て、周りを気にする余裕も生まれるようです。
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