小室圭さんが、自身の母親と元婚約者の間の金銭トラブルについて、あれはそもそも借金ではなかったと主張していますね。金銭を渡してしまうと、借金だったと認めてしまうことにつながってしまうという考えのもとに小室さん側は何のアクションも起こさなかったというのです。
本当に借金をしたつもりはなかったのかも
私と小室さんを比べるのもおかしな話ですし、私は決して小室さんを養護しようというのではありませんが、私も小室さん親子にとって、元婚約者が援助してくれた400万円ほどのお金は借金ではなかったのだと思います。
実は私の実家もかつて金銭的な援助を受けていた時期がありました。私の父が病気で働けなくなったために、母が一時的に自分の兄妹から援助を受けたのです。母はそのことを私にハッキリと言ったわけではありません。
しかし母は常に兄妹がいなかったら、どうなっていたかわからないと言っていましたし、弟が専門学校を中退したときに、まず母の兄の家にお詫びに行きました(なぜか弟ではなく、私が一緒に連れて行かれました)。
こうしたことから、私は母が借金をしていたと確信しました。他の人はどうなのかわかりませんが、母には借金をしたことで負い目が生じたようです。弟が専門学校に入学できたのは、母の兄が一時的にも費用を肩代わりしてくれたおかげだとわかっていたからこそ、すぐに謝りに行ったのでしょう。
母の兄も私たちのお詫びを当然のことと受け止めていたようです。なんだかんだと文句を言われましたが、すでに40年近く昔のことなので内容は覚えていません。
私はこのことでよくわかったことがあります。お金を出す人は必ず口も出します。本来なら出す必要のない人(母と母の兄はお互いにすでに結婚して、生計は全く別でしたから)に、お金を出すのですから、口も出るのは当然です。そうでなければ、大切な自分の資産をどんなことに使われるかわかりません。
報道で見る限りでは、小室さんの母の婚約者だった人は、金は出しても口は出していなかったようです。それどころか、不満に思うことも我慢していた節が見受けられます。きっと彼は小室さんの母と結婚して、妻と息子を一度に手に入れられることを喜んでいたのでしょう。
夢が破れたときに、考えは変るはず
元婚約者は出すべき相手にお金を出している(これから家族になるわけですから)という感覚だったために、これが借金であるから後に返してもらおうとは考えていなかったはずです。
しかし、婚約は解消され、夢見ていた家庭はただの夢になってしまいました。元婚約者には様々な思いがあったでしょう。その相手が、数年経って、また自分の目の前に現れたわけです。しかも世間が祝福するロイヤルファミリーの婚約者として。
元婚約者には、かなりの葛藤があったはずです。もしかすると、自分はうまく利用されたのだと感じたかもしれません。自分でも何とか納得したい気持ちが、あのときのお金を返して欲しいという言葉になったのではないでしょうか。しかし本当は、元婚約者が返して欲しかったのは、お金より自分のことを考えてくれる気持ちだったのでしょう。
そこを小室さんたちはわかっていないようです。借金をしたかどうかにこだわり、元婚約者の気持ちに寄り添おうとしていません。自分たちが結婚するためには、金銭トラブルにかたをつければ良いと考えているのかもしれませんが、それは違います。
金銭トラブルよりも厄介かも
金銭トラブルも困りますが、人の気持ちにより添えない人たちも困ります。私ならそのような家庭で育った人と自分の娘が結婚すると考えたら、やはり二の足を踏むと思います。
また、小室さんは自分の大学生活について、奨学金と自分の貯金を当てたので、元婚約者の世話にはなっていないという内容のことを言っているそうです。学費はそれで何とかなっても、学生生活を送っている間にも、それ以外の費用は発生しています。
元婚約者の援助があったから、自分の貯金ができたという面もあるでしょう。なかなか人の立場でものを見るのは難しいですが、相手の気持に寄り添おうとしてみることで、新たな発見があるかと思います。早く本当の意味で解決が訪れると良いですね。
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