今日、私は歯医者で歯石を取ってもらいました。いわゆる歯のクリーニングをしてきたのです。
すでに意識の高い人はやっているのでしょうが、私はこの数年でやっと定期的に歯医者で歯石をとってもらうようになりました。つまり50代の半ばになるまでは、歯が痛くなるか詰め物が取れるまでは歯医者には行かなかったのです。
痛くなければ歯医者には行かなかった
長いときには、10年くらい歯医者に行かないことがよくありました。そうすると、必ずこう言われました。
歯石がたくさん付いています。虫歯の原因にもなりますから、取りましょう。
普段、食事をするたびに歯に付くのは歯垢といいますが、歯磨きですべてを取り切れず、蓄積していくと歯石になります。歯石になると(文字通り石のように硬いので)、素人にはとれません。歯医者で歯科衛生士に任せるしかなくなるのです。
歯石が付いたところで私は痛くも痒くもありません(自覚症状はあります。歯の表面がざらついて来たり、着色汚れが目立つようになります)。つい、症状がなにもないときは歯医者に行かないことになってしまいます。
なぜ定期的に歯医者に行こうと思ったか
しかし、どんな汚れもそうですが、溜め込んでしまうと落とすのが大変です。換気扇を洗うのと違って、歯医者で私は口を開けて横たわるだけですが、歯石を取っている間はとても不愉快です。
歯石を取る時、歯科衛生士は細く尖ったドリルのような器具を使います(実際には見ていないからわかりませんが、そのように感じます)。それが歯に当たる時として、すごく頭に響きます。痛いことは痛いのですが、痛いというだけでは済まされない不愉快さがあります。私の文章力ではうまく伝えられないのが残念です。
私は虫歯の治療で歯を削るよりも、歯石を取る方が不愉快だと思うくらいです。時間もかかるため、せっかく虫歯の治療が終わっても、歯石を取るために余計に通院しなくてはなりません。
歯医者さんに「せめて年に1度は検診とクリーニングをしてください、そうすれば歯石を取るときの負担もグッと少なくなります」と再三言われたのです。こんなに痛くて不愉快な思いをするなら、チョコチョコきれいにしてもらった方が良いのではないかと、やっと考えを改めたとき、私はもう50歳を過ぎていたというわけです。
定期的にきれいにして、少し楽になったような…
年に1度のときもありましたが、現在はできるだけ半年に1度は歯医者に予約を入れるようにしています。半年に1度歯石を取ってもらうようにしてから、30分もあれば上下の歯、すべてがきれいになります。今日も30分ですべての行程が終わりましたし、歯茎の異常もありませんでした。
かつては1度には取り切れないと、今日は上の歯だけ、下の歯は来週にしましょう、と言われていました。年に1度のときも、1回の診療で上下の歯をきれいにしてもらっていましたが、もっと時間がかかっていたし、歯科衛生士の女性に注意されることが多かったです。
奥の歯が磨けていませんよ。汚れが酷いです。それからデンタルフロスを使って下さい!歯の隙間が歯石で埋まっていますよ!
歯石は歯磨きをちゃんとしていても必ず付いてしまうし、唾液の性質によっては1カ月でかなり歯石が付いてしまう人もいるそうです。歯石が付いていると虫歯や歯周病、口臭の原因になるし、歯茎が炎症を起こすこともあると言われました。
私は無自覚でしたが、歯茎が炎症を起こしていますよ、とモニターを通して自分の口の中を見せてもらったことがあります。
不愉快なのは変わりません!
30分できれいになるようになったとは言え、その30分はやはり不愉快です。虫歯でもないのに、好き好んで痛い思いをしに出かけていっているようで、バカバカしいと思うこともありますが、この先も自分の歯をなるべく多く残すためには必要なケアなのかな、と思っています。
私の母は40代で部分入れ歯になってしまいました(下の歯すべてです)。入れ歯は一度作っても、歯茎が痩せたりするため、合わなくなることも多く、食事が大変でした(実家では常にご飯は柔らかめ、きんぴらごぼうも切り干し大根もクタクタでした)。
それに比べれば、私は56歳ですべての歯が揃っているのですから、それを保つために半年に一度、30分の我慢はしようと思っているのです。
にほんブログ村
よろしくお願いします。