久しぶりに停電を経験しました

生活

昨日、7月28日ですが、午後7時過ぎから当地では突然の雷雨に見舞われました。雨は大したことがなさそうでしたが、雷のせいで久しぶりに停電を経験しました。

なんと25年ぶりの停電

東日本大震災のときに計画停電が行われましたが、それを別に考えると最後に停電を経験したのは25年前です(ほんの数分程度の停電は省いて考えています)。停電は2度あり、1度目はほんの数分で復旧しましたが、2度めは40分以上電気がつきませんでした。

我が家では既に夕食を食べ終え、後片付けまで終わっていたで、特に困ることはありませんでしたが、とにかく暗いとやることがないので暇でしたし、次女はエアコンがつかないので、蒸し暑いと文句を言っていました。

私は年齢のせいか、最近暑さを感じにくくなっているな、と思っていたところでした。これが幸いして、電気がつかない間、特に不快になることなく過ごすことができました。

しかし、30分を超える頃から、冷蔵庫の中身が心配になってきました。ちょうど昨日は買い物に行って、あれこれ買い込んできた後だったので、それが全部駄目になるのは痛手だと心配をしていました。しかし、私が心配したところで大勢に影響を及ぼすことはできませんから、仕方なく黙って暗闇の中、ゴロリと横になっていました。

暗闇に戸惑う

普段は壁にかかっている時計をすぐに見ることができますし、ついているテレビの番組でもおおよその時間がわかりますが、停電だとそれはできません。真っ暗の中で静かにしていると、時間の感覚が麻痺するのか、とても長い時間が経ったように思えました。

真っ暗の度合いも普段電気を消したときとは違います。普段自分の家は電気を消しても、立ち並ぶ他の家まで真っ暗になっていることはほぼありません(我が家の就寝時刻が午後10時と早めなためでしょう)。

しかし、昨日は我が家の周りの家もすべて停電していたので、本当に辺りは真っ暗でした。夜は暗いものだと思っていましたが、私は本当に真っ暗な状態というのを忘れていたのかもしれません。

普段は夕食の後、すぐに2階の自室に引きこもってしまう次女が、停電の最中はリビングに降りてきたのに、長女はまったく反応なしでした。ここに2人の性格の違いが出ているようで、ちょっと興味深かったです。

停電で真っ暗になるというのは、私たちにとっては非常事態で、自分の本音や抱えているものがポロリとこぼれ落ちるのかもしれないと感じました。

停電で見えた夫の姿

ちなみに夫は1度目の停電の後、とても偉そうにこんなことを言っていました。

給湯器の時間がリセットされているんじゃない?今のうちに直しておかないと、後で困るよ!つけっぱなしだった換気扇やエアコンもちゃんとつけ直さないとダメだよ!

私はお風呂場で時間がわからなくても不便はありません。朝、風呂に入ることが多い、夫自身が困るのです。それをなぜ、私に偉そうに直させるのか、と考えたら腹が立ってきました(その場ではうるさく言われるのが嫌で言うことを聞いてしまったのです)。

これも非常事態で見えた本音の1つかもしれません。その後、2度目の停電で暗い中、私たち夫婦にはほとんど会話もありませんでした。

25年前の停電では私のお腹の中にいた次女が、いい大人になっているのには、少々感慨を覚えた今回の停電でした。たった40分くらいでこんなにいろいろ考えるのですから、何日も電気がない生活を送るのは大変なことだと思います。

普段から停電したらどうするのか、もっと考えないといけませんね。とりあえず、スマホのライトは役に立ちました。

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