長女が仕事が休みの日なのに、痒くてイライラしていました。それなのに今日はやりたいことがあるから、医者には行けないと言います。しかし翌日は木曜日、当地の医者は木曜が休診の場合が多いのです。
痒くて集中力が途切れてしまうなら、無理をしても仕方がないよ、医者に行った方が良いんじゃないか、と私が言ったところ、珍しく長女は「本当にそうだね」と返事をしてきました。そして、そのまま医者へと向かいました。
アトピー性皮膚炎だと思っていたら
結局普段通っている皮膚科はリニューアル工事のためにお休みで別のところへ行くことになりましたが、長女の背中はかき過ぎて傷になり、そこからばい菌が入ってしまっていました。アトピー性皮膚炎だと思っていましたが、すでに別の皮膚炎になっていたのです。
これは家族にうつる可能性もあるから、気をつけないといけない、と医者に言われたそうです…長女は自分のイライラに任せて、三角定規の角まで使って背中をかきむしっていたと言いますから、考えると恐ろしいです。どんな人間にもストレスがあるでしょうが、長女の場合はそのすべてを背中をかくことにぶつけてしまったように思います。
しかし、医者でもらう薬の効果は抜群で、薬を塗りだして2日も経つと、痒みはかなり治まり、見るも無残だった背中も落ち着きを取り戻しました。ボロボロに向けていた皮膚がなくなったため、見た目がかなり良くなりました(変色した部分はまだそのままです)。
皮膚の大切さがわかった
アトピー体質の人は皮膚がボロボロと剥がれやすいために、敏感で弱い皮膚になってしまいます。本当はまだ表面に出るのは早すぎる皮膚が、アトピー体質の人の皮膚だと言えます。それは外部からの刺激に弱く、ちょっとしたことで痒くなるようなのです。
そしてそんな皮膚をガリガリとかけば、ばい菌が入るのも仕方がないことだとわかります。私にとって皮膚はキレイかそうでないかの存在でしかありませんでしたが、長女を見ていると、皮膚は確かに私たちの体の一部で、体を包んで様々な刺激から守ってくれる存在だとわかったような気がします。
長女もずっとただかきむしっていただけでなく、ドラッグストアで買える薬を塗ったりはしていました。それでも背中ですから、自分でどんな状態になっているのかを見極めるのは難しかったでしょう。やはり、冷静に見てくれる目が長女には必要だったようです。
痒くなくなっただけで、落ち着いた長女
長女はストレスで痒くなったと思っているようですが、痒みが軽くなっただけで、後の状況は変わっていません。それでも、長女が落ち着きを取り戻したのが目に見えてわかるので、私は感心しています。ストレスと痒み、これは鶏の卵のような関係なのかもしれません。
そう言えば、中高年の人も皮膚の乾燥が進むといろいろなトラブルの原因になるようです。これからの季節は特に注意が必要です。やはり乾燥が進んで痒くなり、かきむしってばい菌が入る人がいるそうです。
長女を見ていて、私も気をつけなければ、と思わずにはいられませんでした。今回、いつもの医者がお休みでしたが、こだわらずに診てもらって本当に良かったです。アトピー体質なのも含めて長女なので、上手に付き合っていって欲しいです。