夫の弟を見ていて感じたこと・自分以外の目で見ることが健康を守っているのではないか

健康診断でショックを受けても 健康

何度もこのブログに書いていますが、夫には2人の弟がいます。三男である弟が先日引っ越しを済ませたのですが、在職中に精神の病にかかってしまいそれが原因で退職を余儀なくされました。

精神の病にかかってからしばらくは傷病手当金をもらいながら、借り上げ社宅でそのまま生活を続けていました。どうやらその時点で糖尿病も発病したようです。一時期は精神科だけでなく、糖尿病でも通院していました。

弟は一昨年の年末に脳梗塞の発作を起こして入院しましたが、糖尿病が発病していたことを考えると、それも当然のことだったのかもしれません。

夫がぎりぎり病気にならない理由は?

夫は弟に比べてもよく食べるし、よく酒を飲みます。酔って失敗も何度もしてきました。だから尿酸値が高くなり、尿路結石にもなりましたが、まだ決定的な病気をしたことがありません。夫に言わせると「俺は動いているから、食べないと身体が保たない」そうですが、やはり家族があることが歯止めになっているような気がします。

つまり、もっと酒を飲みたい、もっと何か食べたいと思ったとしても私という家族が文句を言うのでそれ以上飲んだり食べたりできないことが結構あるわけです。私の「まだ飲むの?」の一言が夫にはとても不愉快らしく、「それじゃあ、もういいよ」となります。

夫は本当にまだ空腹なわけではなく、目や頭が飲みたい、食べたいと感じているようです。一拍置くと欲求が自然となくなって、騒がなくなります。飲む、食べるに関してのやり取りでは、しばしば夫婦の間には不穏な空気が流れることがありますが、意外にも健康を守るという効果があるように思うのです。

やはり結婚にも意味があるのか?

夫婦として長年一緒に暮らしてきても、私と夫は意見がぶつかることも多く、言い争いもしょっちゅうです。なぜ、結婚したのかという根源的な疑問が湧き上がることも多いのです。しかし、結婚とは一方がもう一方の歯止めになるためにするのだと考えれば、私たちの結婚にも大きな意味があったようです。

歯止めがかかるということは、自分が行きたい方向に待ったがかかることです。それが不愉快と感じることも多いでしょうが、それで結局自分が守られることもあるわけです。弟にはその歯止めがなく、すべての不満を飲んだり食べたりすることで解消しようとしたのでしょう。そう考えると、少々弟が気の毒にも感じられました。きっと弟本人は私たちを見て、結婚とは苦労の多いものだと感じているだけでしょうが…

私だけが歯止めになるのは、いささか都合が良すぎますから、これからは私も夫の言葉をただ不愉快だと感じるのではなく、私に歯止めをかけてくれているのだと、ありがたく受け取ることにしたいです。

1人では未熟でもこうしてバランスを取りながら2人で生きていけるからこそ、結婚という制度は今まで長い間続いてきたのかもしれません。これからどうなるかはわかりません。1人でもちゃんと歯止めが効いているなら、特に結婚は必要なくなったりして…

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