私が次に断捨離しようと思っているのは梅酒です。この梅酒、通常よりも大きい5Lの瓶に入っているので、シンク下に置いていても大変存在感があります。これは私が漬けた梅酒ではなくて、母が漬けたものなので、もう7年ほど時間が経過していると思われます。
梅酒が居座り続けたわけ
私の母が亡くなったのが、今から6年前のことで梅酒はそれよりももっと前に漬けられたものです。7年と言いましたが、それ以上の年月が過ぎているのかもしれません。私も夫もそして私の弟も決して酒が嫌いなわけではありませんが、それでも梅酒がここまで残ってしまったのは、やはりそうガブガブと飲むものではないからだと思います。
甘い梅酒はチビチビと飲むのに適しているため、夫や弟は最初から飲む気はあまりないように見えました。私もしばらくすると、飲むのに飽きてしまいました。私の場合はちょうど母が亡くなった頃から、あまり酒を飲まないように生活を変えてきたので、なおさら梅酒はそのまま我が家のシンク下に居座ることになったのです。
梅酒を片付けるぞ(飲むぞ)
しかし、いくらなんでもそろそろ梅酒を片付けます。捨てるのではありません。私が週に1度ずつ飲みます。料理にも使えたら良いと思っています。母の形見だと思って少しずつ味わい、なくなった暁には5Lの大きな瓶も処分したいです。
実は母が亡くなった後、ラッキョウの甘酢漬けも発見されましたが、そちらはすでに食べられなくなってたため、仕方なく捨てたのです。我が家は全員母が漬けたラッキョウが大好きだったのでとても残念でした。
せめて梅酒だけは捨てずに、美味しいと味わってあげたいです。私はもう、普段はほとんど母のことなど思い出しません。だから、梅酒を飲む時間は母のことを思う貴重な時間になるかもしれません。
そのラッキョウも5Lの瓶に入っており、梅酒が空いたら一緒に処分しようと思った私は、我が家のキッチンにしまってあったのです。我が家にはすでに4Lの瓶が2つあります。これらを全部一緒に仕舞っていたら、収納の棚板が曲がりました。
4Lの瓶だってもう、ほとんど使っていないのですが、私がいずれ母の真似をしてラッキョウを漬けるかもしれない、というので取っておいているのです。5Lの瓶は我が家には要りません。
飲む人のいない梅酒は悲しい
梅酒とガラス瓶、両方を断捨離できればさぞキッチンも気持ちもスッキリすると思います。今から楽しみです。それにしても、保存食までが断捨離の対象にされるとは母も思っていなかったでしょう。何だか胸が痛みます。
誰か飲む人がいるなら良いですが、母もお酒はダメでした。それなのに、なぜ梅酒を漬けてしまったのでしょうか?飲む人、食べる人がいないのに、大量に保存食を作ってはいけないということを肝に銘じようと、梅酒の瓶を見ながら考えたのでした。年を取ってからは特にダメですよね…
しかし、母は年を取ったという自覚がなかったのかもしれません。私も油断してたくさんの保存食を残して死なないようにしなければ、と思っています。あ、もともと保存食なんか作っていませんでした。だから、私は大丈夫ですね!