内職で賃金が支払われないトラブルに遭遇しました。今までクラウドワークスに仲介してもらった内職で、トラブルになったことがなかったため、どのように対応するべきなのかわかっていませんでした。
ご丁寧に通報を予告した私
頭の中では何かあったらクラウドワークスに通報しようとは思っていましたが、いきなり通報するのは悪いとどこかで考えていたようです。そこで私は依頼主にこんな予告をしてしまいました。
そちらの言う通り、7月いっぱいは待ちますが、それで支払いが行われない場合はクラウドワークスに通報します。
この予告を受けた依頼主は、連絡に使っていたチャットから私を削除しました。私の頭では、チャットから削除されるという状況を思いつくことができませんでした。削除されてもなお、それにどんな意味があるのかわからなかったくらいです。
他のライターに連絡できなくなった
そのチャットは他のライターも登録していましたから、チャットを使えば、すべてのライターに話が筒抜けになります。この依頼主は支払いを滞らせるのだということが、みんなにわかればその分タダ働きをする人が減るかもしれないと思いました。
また、支払いをしてもらえないライターが各々の状況を知らせることで、励みになるとも思いました。思えば依頼主に上記の予告をする前に、他のライターに連絡を取って善後策を考えれば良かったのです。しかし、私はもともと人付き合いが苦手でライターをやっていた人間です。『そこまですることはないかな…』と考えてしまいました。
結果、私は他のライターと接触することはできなくなり、状況もわからなくなったのです。
みんなでまとまれば、もっと効果的に糾弾できた?
ですが、そんな中でも私に接触してきたライターさんがいました。彼女も私と同じことを考えて、実行したのです。彼女は私よりもたくさんの記事を提供していて、諦めがつかなかったのでしょう。このことで余計に、私は自分が考えなしに依頼主に通報を予告したことを後悔しました。
クラウドワークスにとっては、仕事を依頼する企業も大切な顧客です。仕事を請け負った個人が通報したところで、効果はたかが知れているとも言われます。しかし、もし多くのライターが結束して、同じ依頼主を通報したらきっと1人が通報するよりも効果が高まったに違いありません。
まあ、他のライターたちと依頼主を糾弾したところで、もしかして今と状況は変わらないのかもしれません。それでも、やることはやったと思えれば今こんなにモヤモヤしないで済んだのかもしれないと思います。
変なところで人の良さを出してしまった私に原因があるのはもちろんです。言い訳ばかりして原稿料を支払わなかった依頼主のことを通報(それも警察とかではないわけです)するのに、何を遠慮していたのかと自分で自分が歯がゆいです。
大体、依頼主が管理しているチャットですから、気に入らなければ削除されるのも当然のことです。それくらいは見越して行動するべきでした。貴重な経験ができたとは思いますが、これを次に活かすことがないように願うばかりです。