ここ数日夫が体調不良です。鼻水、喉の痛みがあり、自分では絶対に認めませんが、倦怠感もあるようです。熱を測ったわけではありませんが、食欲はあります。発熱していたとしても、高熱ではありません。
夫の具合が悪くなったわけ
こうなった理由として考えられるのは過労です。もう1ヶ月以上、職場で仕事をしてからお囃子の練習に参加する日々が続いていました。
我が家が住んでいる市では、毎年市民文化祭を催しています。昨年まではコロナ禍のため縮小して開催していましたが、今年は久しぶりに大々的に行うことになったのです。
その市民文化祭の一端として、市内各所に伝わる芸能を市民会館の大ホールで発表することが決定しました。これはチケットを購入した人しか観られません。夫の参加する囃子連でも参加を決定。頻繁に練習することとなったのです。
お金を取って人様に見せるのだから、と練習に励んで来ましたが、もともと夫の仕事は屋外での肉体労働です。一般の会社員の人より帰宅時間は早いですが(暗くなったら作業ができないため)、帰宅した時点で既に余力はありません。
それなのに、練習がある日もいつもと晩酌の時間を同じだけ取るため睡眠が削られ、風呂にもろくに入れない有様になりました。朝は5時に起きなくてはいけないのに、就寝時間はどんどん遅くなり、睡眠時間が5時間程度になることもあったようです。
私の言うことなど聞かない夫は…
私が早く寝た方が良いと言っても、少しゆっくりする時間がないとかえって寝付きが悪くなるんだと言い返します。そうして寝る直前までビールを飲み、夜中にトイレに起きることになります。
短い睡眠時間は更に細切れになり、最近口癖は「かったるい(これ、方言じゃないですよね?)」になっていたのです。市民文化祭はいよいよ明日。今日は大道具を搬入するので、夫はわざわざ休みを取っています。
それなのに、昨夜夫は本当にかったるいのか、酒も飲まずに午後6時に就寝しました。今朝も8時に一度起きましたが、搬入の時間まで寝ると言って再び寝室に行ってしまいました。これで本当に明日、市民文化祭に参加できるのでしょうか。
具合が悪くても気の毒と思えない
私が赤の他人ならとても気の毒になるのかもしれませんが、今とてもそんな気持ちにはなれません。もともと夫がお囃子に参加すると言ったときも、私は反対しました。仕事をしながら、お囃子をするなど、よほど思い入れが強くなければ無理だと思ったのです。
それに定年前後の年齢になると、自治会での仕事(自治会長とか…)が回ってくるから大変だと言ったのは夫自身です。なぜ、敢えて自分の負担を増やそうとするのか、と私は考えたのです。
反対を押して参加した夫ですが、実際は文句だらけ。ずっと聞かされる私もストレスでいっぱいでした。今回も練習がきついなら、自分でそう言って行かなければ良いわけです。
練習をサボるのは気が引けることだし、良いこととは言えませんが、もし夫が体調を崩してもお囃子の人たちが責任を取ってくれるわけではないでしょう。自分で何も対策をせず、無理を重ねて体調を崩した夫を私は気の毒に思えないのです。
夫1人が参加してもしなくても、地域のお囃子に影響はないのだということを夫ももっと自覚するべきでした。
それどころかもし明日、市民文化祭に行かれなかったらと思うと、囃子連の皆さんには申し訳ない気持ちです。結局夫も囃子連の皆さんも、みんなが嫌な思いをすることになるでしょう。
夫への希望
まあ、夫は無理をしてでも市民文化祭に行こうと思いますが、このご時世です。咳をゴホゴホしながら参加する夫は嫌がられるに違いありません。本当にどっちに転んでも良い思いはできそうにありません。
もう、60歳を過ぎているんだから、夫にはもう少し考えて行動して欲しいな~と思いますが、無理ですかね…