カゼだかコロナだかわかりませんが、とにかく体調が悪かった夫と私です。不安は体のことばかりではありませんでした。夫や長女の仕事はどうなるのか、という不安も抱えていました。
長女は自宅待機
結局長女は2週間の自宅待機を命じられました。家族が発熱した場合、原因が何であれ、大事をとって自宅待機というのはもっともな気がします。
職場の方でも人員はギリギリで長女が出勤できないことで、それに一層の拍車がかかります。長女は収入が減ることに困っていますが、同時に申し訳ない気持ちでもいるようです。
自分は元気なのに、出勤できないのですから、それも無理からぬことでしょう。勤務する人たちに負担がかかって、体調を崩さないかが心配です。長女は漫画も書いているので、当分はそちらに力を入れるといっています。
夫の職場は営業自粛
夫の方はというと、職場が4月の下旬から5月いっぱい営業自粛になりました。夫の職場はゴルフ場です。このご時世、真っ先に不要不急の外出とされそうですから、これも無理からぬことでしょう。
全員が1カ月も休みになるわけですから、夫が心配していた差別的なことも起きないのではないかと思います。クッションになる時間が1カ月もあると、大抵のことはウヤムヤになるような気がします。
一昨晩に悲しげにうなされていた夫は、ずいぶん普段の調子に戻ってきました。でも、これでまたカゼの症状がぶり返しでもしたら、今度は本当に保健所に連絡されるかもしれないと、警戒しているようです。これが体を大切にすることにつながるなら、決して悪いことではありません。
一家全員が外に出ないのは初めての経験
私は専業主婦、次女は引きこもりですから、これから5月までは一家4人がいつも自宅に勢揃いするわけです。こうなってしまった以上は、よいも悪いもありません。これからみんなで乗り切っていくしかありません。
かつて夫が失業していたとき(3カ月間)も、子どもは学校に通っていましたから、こんなことは初めてかもしれません。
私は今のところまだ本調子に戻っていないので、娘たちが皿洗いや風呂掃除などを引き受けてくれています。とてもありがたいです。この機会にみんなで助け合っていく流れを作れればよいな、と思っています。
健康ならコロナトラブルを乗り切れる?
家族が一緒にいるために、さまざまなトラブルが起きているそうです。コロナ虐待やコロナ離婚などの言葉も聞くようになりました。我が家にもそんな危険がないわけではないですが、今は健康が戻ればそれが一番だと実感しています。みんな元気で疲れていなければ、ちょっとしたことは乗り切れるのではないかと私は考えています。
55歳の私は少し咳が出るだけでも、いろいろなことが億劫になります。この数日間は参りました…こんな状態では、きっと考えも後ろ向きになっていると思います。これが普段の状態に戻るだけでもかなり前向きになり、コロナトラブルを乗り切れそうだと思うのです。
もっと大変な状況の人もたくさんいることと思いますが、まずは体を元気にすることを考えましょう。きっと体が元気になると、いろいろなことが後からついて来るに違いありません。