暖かな日差しにも明るい気持ちになれないのは、ウクライナ侵攻の報道に接しているせいかもしれない

戦闘状態 生活

昨日に引き続いて暖かな日になりました。太陽の光を浴びると、普段の掃除や洗濯も軽々と終わっていくのが不思議です。少しは明るい気持ちになっても良さそうですが、そうはいかないのはウクライナがソ連に侵攻されているせいかもしれません。

ウクライナ侵攻の報道で頭の中がいっぱいに

報道はウクライナ一色になっており、その様子はすでに戦闘状態に思えます。先日まで新型コロナのオミクロン株について報道されていたのが、遠い昔のように感じられます。大変なことが起これば、それについて報道するのが当然なのでしょうが、こうして次から次へとウクライナの様子を見ることで頭の中がいっぱいになってしまいます。

誰かがわざと日本人の頭の中をウクライナ侵攻でいっぱいにしようとしているかのようです。特に夜寝る前にウクライナの様子を見ていると、暗い気持ちになります。こんな気持のときにちょっと不安を煽られれば、私は他愛もなく買い占めに走ってしまうかもしれないと思います。人間は意外に簡単に操作できるのかもしれません。

かと言って報道からまったく目を背けてしまう勇気もありません。現に今起こっていることを見ないといけないような気持ちになってしまうのです。ウクライナの人たちは辛い思いをしているのだから、私も報道くらいは見て事実を知っておかないと、と思いますが、私が自宅でほんの少しニュース番組を見たからと言って、果たして事実を知ることができるのか、とても心許ない状態です。

私たちの年代はまだしも、第2次世界大戦を経験した人にとって、ウクライナ侵攻の報道は辛い記憶を呼び覚ましてしまわないかと心配でもあります。

報道の方法を考えて欲しい

第2次世界大戦中、日本国内では報道が規制され、誤った情報しか国民に届きませんでした。だからウクライナ侵攻について真実を伝えようとしているのは正しい判断なのでしょう。しかし、情報の垂れ流しになってしまっていないか、報道関係者はもう1度考えても良いのではないでしょうか。

誰でも見られるニュース番組で流すには刺激の強い映像も多いように感じられます。東日本大震災のときも報道の映像に影響を受けて、精神的に不安定になってしまった人が多かったと聞きます。私の考えが甘いのかもしれませんが、みんなが影響を受けて、良いことは1つもありません。みんなで共倒れになってしまっては困ります。

ウクライナ侵攻については、コーナーを設けてその中でだけ報道するなどして、無理をして見ないで済むようになると良いと思います。多分、現在の映像が人間に与える影響は、人間が考えるよりもずっと大きいのではないでしょうか。

こうなったらロシアは1日も早く停戦に応じて欲しいですが、それでもすでに100人を超える人が亡くなってしまったという事実は変わりません。民家にミサイルが撃ち込まれ、アパートが壊滅している状態は恐ろし過ぎます。私にできるのは、ウクライナの方々が日常生活を取り戻す日が来るのを祈ることだけです。

それにしても、私たちは報道に接した後、それをどのように生かせば良いのでしょうか。普段はぼんやり見ているだけのニュース番組にとても考えさせられています。

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