今朝新聞を読んでいたら、落ち着ける美容室を探しているという70代の女性からの投書が掲載されていました。
何十年も通っていた美容室の経営方針が変わってしまったのか、行く度にセールスをされるのが負担になってしまい、女性は美容室に行くことそのものが負担になってしまったようです。
毎月自分でお金を払って、負担を感じなくてはならないなんて、とてもお気の毒だと感じます。しかも美容室や理髪店は行かなければ良いというわけにはいきません。おしゃれなどの目的もあるでしょうが、大半の人が必要に迫られて行っている場所ではないでしょうか。
私が決めた理由
私自身は、自宅近くの理髪店にもう20年以上通い続けていますが、最近私が住んでいる地域では理髪店や美容室の閉店が続いて、困っているご近所さんが何人もいます。
理髪店や美容室の場合、決まったお店に通えないというのは、とても落ち着かないと思います。私も今の店に決めるまでは、髪の毛が伸びる度に今度はどこに行けば良いのかと憂うつな気分になっていました。
今まで通っていたところが閉店になったわけでもないのに、投書の女性のように通うことを諦めなくてはならないのは余計に残念に感じるのではないでしょうか。
私が今の店に決めたのは、店主とその奥さんらしい人を店の外から見て、話しかけやすそうな人だと思ったことがきっかけです(そのときまだ開店したばかりで、近所にこんな店ができたんだ、と外からジロジロと覗いていたのです)。
おしゃれなお店を否定するわけではありませんが、私はおしゃれなお店のおしゃれな店員さんに話しかけられるのが、若い頃から苦手でした。このために現在の家に引っ越してきてからも、中々通える美容室が決まりませんでした。
だから、話しかけられても緊張しない、私からも話しかけやすい人なら、きっと長く通えると思ったのです。
理髪店は女性もOK!
しかし、髪の毛を整えるということは、女性にとってまったくおしゃれと無縁ではありません。だから、店には清潔感があって、ある程度考えられたインテリアだったことも良い印象を受けました。
そして、以前から私は、ショートカットなら理髪店の方がうまくやってもらえる場合があるよ、と母に教えられていました。理髪店は男の人専用じゃないのかと尋ねると、そんなことはないよ、お願いしますと言えば女性でもやってもらえると母は言っていました。母は自分でも行った経験があったのかもしれません。
私が今も通っている理髪店の前を通りかかったとき、女性もOKと表示があったわけではありませんが、直接店のドアを開けて、やってもらえますかと聞いてみたのです。
思わぬ長い付き合いに
そのときにどうぞ、どうぞと店内に招き入れてもらって、とても嬉しかったのを覚えています。そして世間話をしていると、やはり店の中にいたのは店主とその奥さんであること、そして私の長女と同じ年の娘さんがいることがわかりました。後に私の長女と娘さんは同じ小・中学校に通うことになります。
今ではその理髪店では、昔の私のような飛び込みのお客は受け付けないそうです。必ず電話で予約を取って下さい、とお願いすると店主は言っていました。20年前に比べて客数がとても増えてしまったことが理由だそうですが、私はもしあのとき予約をお願いしますと言われていたら、諦めて別の店を探していたかもしれません。
そう考えると、落ち着ける店を探すためには自分の目も大切ですが、運も大きく関わっていると思わずにはいられません。
落ち着けるかどうかは運も関係?
今、良いところを探していると言っている人には、私が通っている理髪店を紹介していますが、私にとっては良くても、その人にはどうなのかはわかりません。落ち着ける美容室(理髪店)を探すと言うのは、とても大変なことなのでしょう。その点、やはり私は運が良かったのだと思います。
店主夫妻は私と同年代(奥さんは私と同学年です)なので、私が元気なうちは髪の毛の心配はしなくて良さそうです。でも、万が一夫婦がリタイヤしてしまったら、と考えるとどうしよう、と思わないでもありません。
私の長女も生まれてからずっと私と同じ店に通っているので、かなり本気で心配しているようです。でも、これは今の状態に満足しているからこその心配でしょう。
髪の毛を整えるのは気分転換にもなりますから、ぜひ投書の女性にも早く落ち着ける美容室(理髪店)が見つかるように願っています。
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