昨日でお彼岸も終わりました。これから季節は秋から冬に向かっていくわけです。そしてお彼岸の最終日、9月26日は夫の誕生日です。
私は9月4日生まれですが、同じ9月でも誕生日の雰囲気はまったく違うんだな、と最近よく思います。私の誕生日はまだ夏の名残がありますが、夫の誕生日は本当に季節が切り替わる節目のときなのです。
自分の誕生日から、夫はお彼岸というものを身近に感じるようになったのかもしれません。両親が早く亡くなった夫にとっては、お彼岸やお盆は大切な行事だったでしょう。
誕生日にはパン?
結婚31年目の誕生日ですから、特別なことはしませんでした。私はもともと誕生日だからと言って、何かをするのが嫌いです。我が家の場合、お祝いはほとんど何かを食べるための理由付けだからです。
私は何を食べるかを考えるのが面倒だし、買ってくるのも面倒です(夫はスーパーでお寿司を買うのでも、買ってすぐに食べたいからと、食べる時間に合わせて買い物に出かけようと言いますが、それが面倒なのです)。
しかし、お祝いの気持ちがまったくないかというと、そうでもないので、私は夫のためにパンを焼きました。夫は普段、自分の晩酌のためによく惣菜パンを買ってきますから、どんなパンでも貰えればありがたいはずです。
無事に生きた証が誕生日
パンとビーフシチューを食べて、私に肩をもんでもらって、夫の誕生日は終わりました。私はこれからあっという間に寒くなり、また1年が終わってしまうのだな、と考えながら夫の肩をもんでいました。
最近は自分の誕生日が来ると『また1つ年をとるのか…』と思っていましたが、やはり無事に1年を過ごせたことに感謝をしないといけないですね。無事に過ごせた人だけが年をとるのですから。夫を見ていると、それを強く感じます。
夫は58歳になり、父(39歳没)よりも母(50歳くらいで亡くなったらしい)よりも、そして祖父(32歳没)よりも年上になりました。未だに私が作ったパンは10個くらい1度に食べてしまうほど、食欲旺盛で元気です。定年まで後少し、このまま走り抜けられると良いね、と思っています。