いろいろなときに、不安が生まれます。子育てなどをしていると、不安が付き物ですね。不安とはどう付き合ったらよいのでしょうか。
こんなとき、不安になるけど
約束していた時間に子どもが帰ってこなかったら、私なら不安になります。事前にわかっていたら、たとえ深夜になっても気になりませんが、ちょっとそこまで、といってフラリと出た娘が帰ってこないと、成人していても(特に次女は引きこもっているために、たまに外出すると不安になることがあるのです)、何かあったのか、蒸発かと不安になります。
不安が大きくなると、相手にぶつけたくなります。娘への不安なら、娘にぶつけたくなります。でも、娘は驚くわけです。まさか成人している自分が、夕方2~3時間家をあけたからといって、母親が心配しているとは夢にも思わないのです。
私が不安になっても、娘は帰ってきません。娘に帰ってきてほしいなら、探しに行くとか、携帯電話に電話をするとか何か行動をしないとダメです。
不安で居続けるのは苦しいものです。 不安に縛られて何も行動できないこともあります。 そしてその苦しさから逃れるために、不安を誰かにぶつけたくなります。そんなことをしていると、不安の根本は解決しないのに、人間関係だけが悪化する危険があると私は考えます。
不安が人間関係を悪くした例
かつて夫の祖母と同じ敷地内で暮らしていましたが、祖母は不安が強い人でした。いろいろと不幸な目にあった人だったので、無理はなかったのですが、それに付き合わされる方はたまったものではありませんでした。
同じ屋根の下で暮らしていた夫の弟は、仕事で遅くなるたびに不安をぶつけられるのが嫌になり、今日は遅くなるの一言がいえなくなってしまいました。最終的には私のところに電話をかけてきて、祖母への伝言を頼むようになってしまいました。
不安をぶつけられる方はびっくりして逃げ出すわけです。逃げ出された方は、不安を抱えたまま、更に不安になっていくという悪循環に陥ってしまいます。不安をぶつける、逃げる、それだけに精一杯になってしまって、夫の祖母と弟の場合は不安を作る根本はちっとも解決していません。
不安を解消するために、不安になるようなことをしないことは大切ではありますが、それが完璧にできる人はいないでしょう。夫の祖母と弟の場合、弟が遅く帰らなければ祖母は不安にならないはずですが、仕事をしないで祖母のためだけに毎日早く帰ることは不可能です。
不安を解消するために、何ができるか
不安になる側が少し考えを変えるとよいのではないかと私は思います。気をそらすといってもよいでしょう。趣味に没頭するとか、おいしいものを食べるとか、不安の種を忘れる工夫をするべきです。
そして少しでも心が落ち着いたら、不安を解消するために自分には何ができるか考えるのです。私の場合、考えつかないことがよくあります。自分たちの老後の生活や娘たちの将来を考えての不安なので、すぐにはできることがなかなか考えつきません。
そんなときには、10年後のことを考えます。10年後今よりよくなっているか、悪くなっているかはわかりませんが、今とまったく同じ状況だということはないはずです。膠着状態からは抜け出せる、そう考えると少し希望が見えるような気がします。
実際に私がやったこと
老後の生活への不安を解消するために、私はクラウドソーシングで仕事を始めました。少額ですが、毎月コツコツと収入を得る喜びを感じていますから、3年ほど続けています。この仕事がうまくいかなくて、この先収入が途絶えるのではないかと不安になったときに、このブログを始めました。
ブログで収入を得られれば、という思いもありましたが、クラウドソーシングでの仕事につながればと考えました。実を結ぶか結ばないか、結果はなかなか出ませんが、とにかく自分にできることを一生懸命にすると、不安は確実に軽くなることは真実です。
不安のために自分ができることを見つけられたら、もうこっちのものかもしれません。