白髪染めを止めてから8ヶ月が経過、カットだけをしてきました。徐々に自分の白髪を見ることにも慣れてきました。長女が1度だけこんなことを言いました。
私が小学生のころ、白髪があると抜いてあげたよね。今は白髪が多すぎて、もう抜けない…どうしてこんなに白髪が増えちゃったんだろう。
それは年を取ったからに決まっていますが、今まで白髪染めをして隠していたものが、ここで一気に現れたので、長女にしてみれば急に私が白髪頭になったように思ったのかもしれません。このとき以外、特に私の髪の色に対して何かを言われることはありません(他人に会っていないのが、大きいと思いますが)。
毛を染めないことで久しぶりに自分のほんとうの姿を見た
まったく髪の毛を染めないのは10年ぶりくらいなので、久しぶりに自分の髪の毛の素のままの状態を見ることができました。私はまだ全体ではなく、前の方だけが白髪になっていることに気が付きました。だから何だと思われるでしょうが、私にとっては自分のことなのに新発見です。
また、白髪の部分はかなり強いクセがあります。私は乳幼児期にはかなりクセの強い髪でした。それが成長とともに髪が固くなり、クセも落ち着いてきたのですが、中学生の頃、ちょっと年配の美容師さんに「白髪になると髪の毛が細くなるのよ。そうすると、またクセが出てくると思います。ちょっと扱いにくいだろうね…」などと言われましたが、本当にその通りになりました。
もう、その美容師さんの顔も声も覚えていないのに、そう言われたことははっきりと覚えているのが不思議です。これも髪の毛を染めていたときには、さほど目立ちませんでしたから、新たな発見をしたような気でいます。
それから髪の毛の乾燥が目立つようになったと思います。以前、テレビ番組で白髪が目立つ人は髪の毛が乾燥していると言っていました。確かに私の場合も濡れると白髪は目立ちませんが、乾くと一層目立つようになります。肌のことは気にしていましたが、髪の毛の乾燥も侮れないな、とやっと気が付きました。
キレイに染めるといろいろと隠れちゃう
プロにお願いすると、生えている髪の毛のすべてをキレイに染めてもらえます。仕上がりはツヤツヤになり、一見トラブルとは無縁の髪の毛のように思えるのです。私は白髪染めを止めて、やっと本当の自分に向き合えたような気がしています。
私は20年以上も同じ理髪店に通っており、そこで白髪染めもしてもらっていましたが、ご主人がこんなことを言っていました。
髪に優しいヘアカラーはありえないですよ。仕上がりがツヤツヤになるかもしれませんが、それは外側をコーティングしているだけで、中身は傷んでいるんです。それだけは忘れないでくださいね。
ちゃんとこう言われていたのにもかかわらず、私はつい外側だけを見て、まあいいやと思っていたような気がします。本当はこんなに乾燥していたんだな、と思うと何だか自分の髪の毛が可哀想になってきました。数十年ぶりにトリートメントでも買ってみようかな…
さて、今回短めにカットしてもらったので、ほとんど染めた部分はわからなくなりました。とうとうグレーヘアの完成かと思いましたが、よく見るとまだわずかに染めた部分が残っていました。グレーヘアが完成するには、やはり1年位は必要なのかもしれません。髪の毛を染めるって、かなり長い間影響が出るものなんですね。
8ヶ月目の感想
白髪頭は老けて見えるかと言われれば、老けて見えるのかもしれませんが、もうすぐ還暦という年齢を考えると、別に年相応だとも思います。現実を直視するという面からも、私は白髪染めを止めてみて良かったです。
別にどうしてもまた染めたければ、いつでも染めれば良いんです。これくらいの気持ちでいると、気楽にグレーヘアにできます。今度髪の色を変えるとしたら、ブリーチとかしてみたいですね。