他愛のないことです。冷蔵庫から次女が食べ残したお寿司を出して室温に戻しておいたのです。お正月なので、ちょっとごちそうが食べたいと夫が言い、昨日はデパートの地下でお寿司を買いました。
些細なことでなぜこんなに腹が立ったのか
ちゃんと人数分を買ったはずでしたが、次女はみんなとの食事ではしょっちゅう胃の調子が悪いなどと言って、前ほど量を食べなくなりました。
昨日も1人前を半分ほどしか食べられなかったため、握り寿司を冷蔵庫に入れて取っておくという、普段なら絶対にやりたくないことをやったのです。それを次女が次の日に食べると言ったので、あらかじめ室温に戻しておいたのを、昼頃に起きてきた次女が見てこう言ったのです。
「お寿司を出しっぱなしにして、悪くなったらどうするの」
それで私は「冷蔵庫に入れたままじゃ、美味しくないと思って(かと言ってレンチンするのもどうかと思ったのです)、わざと出して置いたんだよ」と説明しましたが、次女や明らかにもうこんなものは食べたくないという顔をしていました。
何だか腹が立って、それならもう食べなくていいよ、と言ったら本当にけんか腰という言い方になってしまいました。それからもう3時間以上経っていますが、私が腹を立てたのには、いろいろな原因があったように思います。
実は私は我慢をしていた?
自分が気遣いをしたことを認めてもらえなかったことに腹を立てたのが大きいと思いましたが、その裏には次女に対して、もっと早く起きてきて、さっさとお寿司を食べて欲しかったという気持ちがあったと思います。そして、そこには毎日昼過ぎに起きて、もっぱら夜中家族が寝静まった後に活動している次女への怒りがあったのではないかと私は考えています。
私は次女に対して、ずっとこのまま家にいるのかと、暗澹とした気持ちになるのです。私の弟も実は20代の頃には、専門学校を中退して、ただ家にだけいるという期間が長く続きました。
でも、結局はその後長い間地道に働いて現在は結婚しています。それを考えると、そんなに悲観しなくても良いかも、と思いますが、弟は弟、次女は次女です。
自分の感情をもっと伝えよう
次女も弟のようになる保証はどこにもありません。そう考えると、老人になった夫と私、それに中年になっても、ただ家にだけいる次女の姿が容易に想像できてたまらない気持ちになるのです。
次女は私に向かって、近頃は全然怒らなくなったね、とよく言います。自分でもそう思っていましたが、実は感情を封印していただけかもしれません。怒っても、嫌な思いになるだけだと(夫婦げんかで散々経験済みです)思っていましたから。
私は我慢を我慢と自覚できないほどだったのかもしれません。結局そんなことはいつかは破綻するのではないかと、今日、考えるようになりました。
次女には次女の事情があるでしょう。だから、私の意見をゴリ押しするのは良くないと思っていましたが、私も少しずつ自分の気持を伝えていかないと、一緒に住んでいる者どおし、どちらか一方が我慢するような関係は長続きしないと考えを改めました。
年の初めに、家族が長く、仲良く生活をしていくためにも争いを怖がらず、これからは自分の気持を隠さずに伝えていきたいと思いました。
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