ぴよ将棋というスマホゲームがあります。ひよこが将棋の相手をしてくれるので、一手指すごとに「ぴよぴよ」とかわいい鳴き声がします。夫が先日から夢中になっているのがこのぴよ将棋なのです。
夜も寝ずにやっている夫
どれくらい夢中なのかというと、次の日朝4時半に起きなくてはならなくても、午後8時ごろから深夜2時過ぎまでやってしまうくらいです。それがもう半月以上続いています。
あまりに夢中になり過ぎて、夫は自分でもまずいと思ったようです。自分でアプリをアンインストールして、もうやらないと宣言したのでした。
ところが3日もたたないうちに、もう一度アプリをインストールしてしまいました。その後は、インストールとアンインストールを繰り返しています。やってはいけないという気持ちと、でもやりたいという気持ちが垣間見えるような行動ですね。
年齢も年齢だし、あまりに寝不足は良くないのではないかと思いますが、本人は酒を減らした分、体調が良いのだと言い張っています。
上達しないのに夢中な夫が羨ましい
ぴよ将棋は対戦でひよこに勝つと、級が上がりますが、夫はまだ下から2番目だそうです。『あれだけやっているのに』と私は思いましたが、よく聞いていると理由がありました。ぴよ将棋では、ゲーム上でこの駒をこう動かすとこうなりますよ、というふうに駒の動かし方を教えてくれるそうです。その通りにやっていけば、ひよこに勝って級も上がるわけですが、夫はそれをしません。
自分の考えた通りに駒を動かすとどうなるかを知りたいと思ってしまい、まんまとひよこに負かされているのです。ただ、私は自分が勝てもせず、上達も目に見えないことに夢中になれるのは何だか羨ましいと思っています。
実は似たもの夫婦か?
私は子どもの頃、親に頼んで書道教室に通わせてもらったことがありました。3年ほど通ったのですが、周りの子はドンドン級が上がっていくのに比べると、私の級はゆっくりとしか上がりませんでした。最終的にはそれで嫌になりました。結局私は上達しないのだ、と思ってしまったのです。
そんな私には夫のぴよ将棋は本当に自分のためだけの楽しみに見えます。自分だけの楽しみを見つけている夫が羨ましいし、良いな~、と思うのです。
でも、私自身もこうして読んでもらえるかわからないブログを書いたり、なかなか見つからないライティングの内職をしつこく探してやっているわけです。実は私と夫は似たりよったりなのかもしれません。成果が上がっているわけではないのにやめられない、これはやっぱり楽しいからなのかな~、と思っています。
でも、将棋の魅力はわからない
今日は平日ですが夫の仕事は休みです。昨夜も夫はかなり夜更かしをしたようです。いつもよりかなり遅く起きてきた夫は早速ぴよ将棋を始めています。将棋ってそんなに魅力があるのでしょうか。新聞の4コママンガでも、お父さんと伯父さんが長い時間将棋をしている場面がたびたび出てきます。あれも将棋の魅力ゆえのことだったのか、と考えますが私にはわかりません。
一度やってみたい気もしますが、ぴよ将棋の最初の画面を見ただけで、私は挫折したのでした。似たもの夫婦でも将棋の楽しさはまだわからないようです。