芳名帳を見て、香典の金額を決める・年数が経ちすぎてもう参考にできない場合、どうすれば良い?

香典の金額 生活

最近不幸が2件あったために、香典を出すことになりました。この2件とも我が家とは親戚ですが、決してそれほど近い間柄ではありません。

香典の金額に悩む夫が参考にするのは

今回、2件とも一体香典にいくら包めば良いのか、夫はかなり迷っていました。もともと夫はどんなことに対しても、必ず同じだけのお返しをしないと気が済みません。私などは何かをいただいても、口でお礼を言ってそれっきりということがよくあります。

お返しはちょうどよい機会があったときでも良い、私はこのように考えてしまいますが、夫はとにかくできる限り早く、お返しをしてしまわないと安心できないようです。それは夫が早くに両親を亡くしたことと無関係ではないと思います。

常々、親がいないことで周りの親戚に舐められてきた、バカにされてきたと口にしていましたから。まあ、それで真剣に香典の金額を考えるわけですが、夫の拠り所になっているのは、今から24年前に亡くなった祖母の葬儀のときの芳名帳です。

葬儀に参列した人の名前と香典の金額を記しておくアレです。

芳名帳を見ても悩む理由

これが参考になりそうでいて、そうでもないなと感じることが最近増えてきました。何しろ年数が経ちすぎている上に、香典の金額は喪主と亡くなった人の関係、そして香典を出す人と亡くなった人の関係に左右されるからです。

例えば、喪主の父母が亡くなった場合と祖父母が亡くなった場合では、香典の金額は変わってくるのが普通でしょう。しかし、祖父母が亡くなったときでも、自分がその祖父母のことをよく知っていてお世話になった場合にはまた金額が変わるはずです。

だから、芳名帳に載っている名前を探して、そのとき頂いた金額をそのまま返そうとしても、無理な場合もあるわけです。

今回、ご近所の女性が亡くなりましたが、祖母の葬儀には女性の父親がまだ健在で、多額の香典をいただきました(女性の家は我が家の本家筋にあたり、女性の父親と我が家の祖母にはかなり交流があったようです)。

そのままの金額を女性への香典にすれば、若い夫が過分の香典を出すことになり、かえって失礼になりかねないのです。しかし大抵の場合、夫はウンウンと悩んだ挙げ句、多めの金額を包むことに決めてしまいます。

もっと簡単に!負担も少なくなるといいな

今回も8月、9月と不幸があったために、我が家の家計は火の車になっています。夫は叔母の葬儀のとき、頼まれてもいないのに弟2人分の香典まで出し、生花代まで出したために、10万円を越える出費となりました。

また、どちらも葬儀だけでなく、四十九日法要にも呼ばれているため、さらなる出費が確定しており、少々憂うつな気持ちです。

もう、香典ってそのときの物価、そして自分との関係で決めてしまっても良いのではないでしょうか(ネットで検索すればすぐにわかるので、簡単です)。いつまでも昔の芳名帳を参考にしていても仕方がないと思うのですが、これは乱暴でしょうか。

簡単にさっと香典の金額が決まるだけでも、かなり葬儀に参列する負担が少なくなるのではないでしょうか。

最後に、夫が弟の香典を出すのはやめて欲しいです。多分夫は「兄弟3人が叔母さんへの恩を忘れていないです」とアピールしたいのでしょうが…私にとっては、これもまた見栄の1種です。夫が表せるのは夫の気持ちだけです。弟たちの気持ちは彼らだけしか、表すことはできません。

見ていてイライラしてくるし、同じ香典返しを3つもいただくことになるので、置き場所にも困ります。いろいろと思うところがありすぎて、葬儀ってやはり疲れますね。

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