不安に思うことは本当に実現しないのか

不安 生活

もともと私はネガティブな人間なので、不安になることがよくあります。もし私がすごく前向きな人間でも、現在の状況では多少は不安になると思います。

ネットでは不安に思うことの96%は実現しないので、考えるだけ無意味なのだと言う内容の言葉によく出会います。一体どこで誰が、こんなことを調べたのでしょうか。これは根拠のあることなのでしょうか。

私の不安な状況

私が現在不安に思っていることをあげてみます。

  • 長女が漫画家をしながらアルバイトを続けていること
  • 次女がもう4年も引きこもっていること
  • 夫の弟(次男)が家庭を持ちながら別の女性と子どもを作ってしまったこと(これは10年ほど前のことですが、未だに忘れられません)
  • 夫の弟(三男)が経済破綻をした上、脳梗塞の発作を起こしたこと(これは昨年のことなので、まだ新鮮な不安です)

こうして見ると、家族と経済のことが絡み合っていますね。

どれも本人が自分の力で何とかするべきであって、私が不安になっても仕方のないことです。しかし、子どもの行く末は親なら気になりますし、経済的にはやく自立して欲しいと思うのは当然だと思います。

夫は自分の弟たちのことに知らんぷりはできません。夫の弟たちに対しては経済的な援助が必要だったこともあり、それが私を不安にしました。

私はこのまま援助を続けて、我が家の経済が破綻したらどうしようと思ったのです。夫は無理な援助はしない、金がなくなればそれ以上のことはできないから、と言いますが、すべてを援助で出し尽くしてしまったら、その後私たちはどうすれば良いのか、と考えてしまいます。

不安が実現しなければ嬉しい

この不安にはさらに夫への信頼のなさも関係しているのかもしれません。普通の妻なら『夫が私たちに不利なことをするはずない』と考えられるのでしょう。しかし、私はすべてを弟の援助のために出し尽くしてしまった最悪の状態まで考えてしまいます。

この不安について夫に話しても、そんなことはあるはずないと取り合おうとしないはずです。もしくはそこまで信頼がない私に腹を立てるかもしれません。

そんなときに、ネットであれこれ見ていると、何度か都合の良い言葉に遭遇しました。それが先程の不安に思うことの96%は実現しないというものです。

そもそも不安が実現したのか、覚えていないかも

これは実験した上で統計でも取ったのかと思いましたが、調べても実際にどの研究機関でこのような実権をしたのかはわかりませんでした。

ただ、不安に思っていることがどれくらい実現したのか、普通の人はわからないことが多いのではないでしょうか。なぜなら、不安は新しい不安が出てくると、上書きされてしまいます。

1つの不安が解消したわけでなくても、新たな不安が出てくるとそちらに集中してしまい、古い不安のことは忘れてしまいます。不安が実現したかどうかは、わからなくなってしまうというわけです。

不安に思うことの96%は実現しない、この言葉を相当疑っていた私ですが、結局わからなくなってしまうなら、同じことです。96%は実現しないと思っていれば、前向きな人のようで、良いような気がします。

夫の弟に不安にさせられた私ですが、気がつくと次女の引きこもりをあまり気にしなくなっていました。不安が上書きされる、これは私にとっては真実です。皆さんはどうでしょうか?

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