ブログランキングに参加していると、普段自分では決して見ないであろうブログにたどり着けるので、それが最近の楽しみになっています。
ちょっと読むのが辛いことも…
昨日私の心に残ったのは、ジャンクママさんのブログ「小さな家の小さな庭~緑の中の白い箱をめざして~」です。
私が読んだのは「私にとってコロナより嫌なものとその影響」という記事でした。ざっくりいうと、夫婦の関係を脅かすものに対して正面から向き合い、乗り越える経緯を記したブログといえばよいでしょうか。
ジャンクママさんはアラフォーということなので、私よりも15歳ほど若いと思われますが、とても辛い経験をしています。私が親ならそんな男とは別れて帰ってらっしゃい、といってしまうでしょう。
人により夫婦の関係を脅かすものは違います。我が家の夫は転職を3回していますが、それを夫婦の危機と捉えた人も実際に私の側にいました。でも、ジャンクママさんの場合はもっと厳しい状況だったはずです。
人としてのプライドまで傷つけられたことと思います。私はブログを次から次へと読みましたが、自分に置き換えて『私なら、どう思うか』とは考えることができませんでした。本当に想像も付かない世界がブログの中には広がっていました。
夫婦は何事もなければよいのか?
私たち夫婦は来年で結婚30周年になります。確かにジャンクママさんのような大きな出来事はありませんでした。手を携えて1つの道をやってきたように見えるかもしれません。でも、私は最近気が付きました。確かに同じ速度で同じ方向に歩んできましたが、夫と私の立っている場所はずいぶんと違うのではないかと。
同じ高さのところに立っているにも関わらず、夫と私の立っている場所の間には、大きな谷があって、決してお互いに行き来ができないようです。こんな夫婦は意外に多いのではないかと思います。でも、みなさん2人の間にある谷の存在に気が付いていません。気が付いていないから、長い間がんばって2人でここまで来ましたね、などと思っていられるのです。
夫婦の形は自分で決めてよい
でも、夫婦とはいえ、もとは他人です。決して相手の考えていることなどわかりようがありません。相手を理解するには、それ相応の苦しさが伴います。苦しさを先送りすると、結果としてはお互いの間に大きな隔たりができるのかもしれません。
ジャンクママさん夫婦にはこの谷は存在しないのではないでしょうか。1人の人間ととことん向き合うことは、苦しいことの方が多いのかもしれませんが、苦しさの向こうにはお互いを隔てるものは何もなくなるように思われます。
世の中にはいろいろな人間がいますから、夫婦の形もいろいろです。でも、私のようなことなかれ主義の人間が、ジャンクママさんのブログに強く惹かれるのも事実です。血の出るような思いをして強くなった絆は、確かにこの世に存在することがわかります。
コメント
こんにちは。
リンク先のブログを拝見しましたが、あまり気分の良いものではありませんでした…
そんなこと(詳しい経緯は読んでいませんが)があっても、この方がブログ上とは言え、ダーリンと呼んでいるのがなんとも。
私は、夫を尊敬出来なくなったら終わりだと思ってきた人間なので、こんなことがあったら許すことは出来ないと思います。
世の中には、本当に色んな夫婦がおられるんですね。大きな障害を共に乗り越えることが絆を強くするのであれば、残念ながら我が家はそういうことは一切なかったです。でもそれは夫の努力であり、真面目な生き方を貫いたことに私は限りない尊敬の念を抱くのです。
私が親なら、別れなさいといってしまう程には、大変なことだと思います。
ただ、実際にそんな人が存在していて、私は目をそらすことができないと感じました。
自分の常識外の生き方に触れたときに、私は自分の本当の姿が見えるような気がしました。
まあ、気分を悪くされたのなら、申し訳ありませんでした。
コメント、ありがとうございました。