元日に救急搬送された次女。
食事を摂れなくなった次女
特に異常は指摘されずに家に帰ることができて安心したのですが、まったく事態は改善していませんでした。胸が苦しい、食べると具合が悪くなると言って次女はほとんど食事を摂らなくなりました。食べると苦しいと言っている姿を目の当たりにすると、私や夫も「食べないと治らないよ」とか、「少し無理をしてでも食べないと」などという声かけはできなくなりました。
元旦にお雑煮を食べて以来、次女は食事らしい食事を摂っていないことになります。昨日次女はとうとう、栄養補助食品(しかも液体タイプ)を買ってきてくれと言い出しました。食べられないのが心の負担になるから(しかも食べられないことでかなり落ち込むらしいです)、当面は自分の気の向いたときに栄養補助食品を摂ってしのぎたいと言うのです。
もともと家族で囲む食卓がネックだった?
もともと引きこもるようになって、次女は家族との食事の時間を負担に感じていたところはありました。以前はお弁当の残りなどを朝食として次女のために残していたのですが、それを食べなくてはいけない、というのが心の負担になるからと言われて辞めたのです。また、無理に夕食を家族揃って食べるのも辞めました。これも次女が負担になる、先に食べていてくれて構わないというので、そうなりました。
家族で食事をするのが負担なら、今の状況は次女にとってはそれほど悪いものではないように思えますが、現在次女はあまりに長い時間1人でいるのも、心細くて嫌なようです。私が何かを話しかけた途端に涙ぐむことも増えました。
まあ、6年もの長期間引きこもりをしていること自体が異常な事態であり、そんなことをしている次女の精神が健全なものであるはずもないので、多少何かあっても仕方がないと思いますが、それでも元旦になるまでの次女はそれなりに落ち着いた状態で、食事も少ないながら摂れていました。一体どうしてこんなことになってしまったのかな…と思って、今再び途方に暮れています。
まずはコロナを回復させよう
とりあえずコロナの療養期間が明けないことには、どんな病院に行くこともできないため、今は療養期間が明ける1月5日を待っているところです。私も途中まで回復が目に見えず、ずっと咳が止まらないまま、身体も痛いまま(関節痛がかなり残った)ではないかと考えたこともありましたが、感染後5日を過ぎたところで突然1段飛びに回復するのを感じました。次女も同じであって欲しいですが、どうなるでしょうか。
身体の回復で心も上向くのではないかと思っているのですが…そう簡単にはいかないかもしれません。とりあえず今の私たちには次女を見守ることしかできないのです。
しかし、家族と一緒に住んでいても、このように不安定になってしまうわけですから、一人暮らしをしている人の中にはコロナがきっかけになって別の病になってしまう人もいるかもしれません。自分もなってみて思いましたが、コロナは人を孤独にする病だと思います。誰かに支えられて回復する、という実感に乏しいのです。ぜひ、コロナになったときは身体だけでなく、心のことにも気を配ってあげて欲しいです。