先日「久しぶりに驚いた!」という記事で、私の娘2人も思春期の頃は脳貧血で倒れた、と書きました。私は、脳貧血というとめまいがするなどと、比較的軽く考ていましたが、実は次女についてはとても驚かされたので、このブログでお知らせしたいと思います。
トイレで失神!
昨年次女はトイレの中で腹痛により、意識を失ったのです。別に大病だったわけではなく、ちょっと便秘でお腹が痛かっただけだったそうです。トイレに座っているときに、気分が悪くなり、気がついたら個室の中で倒れていたそうですが、倒れていた時間はほんの数分でした。
次女の話ではもっと以前にも同じことがトイレの個室の中で起こったそうです。学生時代に朝礼で長時間立っていると、倒れる女子生徒がいましたが、これと同じことが次女にも起こったのです。これは脳への血流が減少することで、失神する病気で「迷走神経反射」という名前の病気です。長時間立っているほかにも、寝不足やストレスなどで起こるそうで、次女の場合はまさにストレスの現れだったのでしょう。
迷走神経反射は珍しくない?
迷走神経は本当は夜寝る前など、体がリラックスしてこれから休もうとしているときに働くそうです。それが何かの理由で、本当は働くべき状態でないときに働いてしまうために、脳への血流が減少して失神してしまうそうです。
脳貧血といった方が聞き覚えのある人もいるでしょう。軽い場合にはめまいや耳鳴りなどの症状が起きるようですが、ひどいと次女のように失神します。よく立ちくらみなどといいますが、あれも迷走神経反射の症状の1つです。
倒れたときの衝撃はすごい!
命に関わる病気ではありませんが、失神すると、本当にぶっ倒れるので、勢いが半端ではなくケガをする危険が大きくなります。次女がトイレで失神したときは、2階のトイレから1階までものすごい音が響きました。
驚いて様子を見に行ったときは、すでに次女は意識が戻っていて、自分で失神した、と私に伝えましたから、とても短い時間の出来事だったと思います。聞こえてきた音とともに、次女のメガネが吹っ飛んで、フレームが曲がってしまったことが、倒れたときの衝撃の強さが私にも伝わってきました。
迷走神経反射には、前兆があるので、それを感じたら横になったり、座ったりする(次女はトイレで座っていたのに、そこから倒れてしまったので、できれば横になるとよいでしょう)と身の安全を守ることができます。どちらの場合も気分が悪くなって、吐き気がしてきたら要注意です。視野がぼやけたり、目の前が白くなる(または暗くなるなど)するのも前兆です。
若くても健康診断!
昨年の夏に失神してから、次女は心療内科に通い始めました。それ以来失神はしていませんから、少しは心療内科に通うことで、次女のストレスが軽くなっているのだと考えると、私もうれしいです。まあ、私がそう期待しているだけかもしれませんが…。
それにしても、生きていると若くてもいろいろな不調が出て来るものです。年を取って意識を失うのは、大きな病気が考えられますが、できることなら、若くても健康診断を欠かさない方がよいですね。どんな病気が隠れているかは、調べてみないとわかりませんから。