買い物に行くとき、大体の人は今日の夕食の献立をどうしよう、と思いながら出かけるのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。家族が時間を気にせずに食べられるのはなんと言っても夕食だからです。
副菜のこと忘れませんか?
頭の中からやっとの思いで、料理名を引っ張り出して材料を調達するわけですが、私の場合はメインの料理を考えるのが精一杯で、それ以外のことをまるで考えていないときがよくあります。
つまり、副菜のことをまったく考えていないので、いざ料理をするときに困ってしまうのです。例えば焼き魚がメインのとき、それだけでは献立になりません。焼き魚の傍らに煮物なり和え物なり、酢の物なりが載っていて欲しいです。
買い物から帰って来て落ち着くと、副菜のことを思い出して(このときにその他の買い忘れを思い出すこともあります)、今日は蒸し暑いから春雨ときゅうりとワカメのサラダが食べたいだの、長女がリクエストしていた切り干し大根の煮物をそろそろ作ってあげようか、などと思い出します。
しかし、なぜかスーパーの中ではそれができず、やたらと肉と魚ばかりを買って買い物を終わらせてしまいます。家に帰ってからしまった、と思うのですが、メイン料理の材料がこんなにあるのに、また買い物に行きたくないと考える私は、なかば意地になってしまい、家にある野菜だけでなんとかしようとするため、変な献立になることもしばしばあります。
一応予防策を講じているけど
予防策として、私は副菜になりそうな材料と備蓄することを心がけています。マカロニや春雨、ひじきや大豆の缶詰などです。油揚げも常に冷凍庫に入っています。しかし、家族が好きなものばかりなので、すぐに備蓄がなくなってしまうのが悩みです。
メイン料理の材料は忘れないし、調味料や粉類(その他雑貨類も)も在庫切れを起こしたら、すぐにメモして買い足すようにしているので、それほど悩ましい思いはしません。
副菜の材料というのは、そのどちらにも含まれない、宙に浮いた存在で私はなかなかうまいサイクルを作れないでいます。そもそも副菜のことを忘れていることが多いので、在庫が切れていても気がつかないのです。今年で主婦になってまる30年経つ私、このままサイクルはできずに終わるような気がします。
時間が解決する?
ところで30年が経つうちにメイン料理から副菜へと変化をしたメニューがあります。それは肉じゃがです。子どもの成長とともに、肉じゃがだけではどうしてもメニューが作れなくなりました。今では肉じゃがには焼き魚や冷や奴が必要になっています。
これから私たち夫婦が年を取り、娘たちが独立したら、肉じゃががメイン料理になるのかもしれません。その頃には副菜がどうのこうのと悩まずに済むと良いなと思っています。