椎骨動脈解離の状態からやはり脳梗塞を起こしてしまった夫の弟。入院時には意識もあり、話も普通にできていましたが、入院してからの3~4日でろれつが回らなくなってしまいました。
家が気になる
声を出すのも大変な状態らしいですが、とても気になることがあるとかで夫のところに電話をかけてきました。
洗濯物が濡れたままになっている。ゴミも捨ててないから、片付けて~。
弟は必死にこう伝えてきたそうです。
弟は職場の近くのマンションに1人で住んでいて、ちょうど昼近くに洗濯が終わって、乾そうと思ったところで発作が置きてしまったそうです。連絡を受けた夫が弟のマンションまで行って、生乾きの洗濯物とゴミを一緒に我が家に持って返って来ました。
賞味期限切れの食品なども全部ゴミとして片付けてしまったそうです。弟の入院は長ければ1カ月かかると言われていたので、それが正解だと私も思います。
入院中のことは何とかなる
入院するときは必死で、余計なことを考えることもないでしょうが、落ち着くといろいろと気になることが出てくるようです。入院するときは、突然ということも少なくありません。病気やケガは洗濯物を乾すまで待ってはくれませんから、これは仕方がないことでしょう。
自分がもし入院するとき、入院中のパジャマや下着の心配ばかりするのだと思っていましたが、今回のことで、それはお金さえ出せばすべてどうにかなるのだとわかりました。
パジャマはレンタルをしている病院の方が多いような印象がありますし、下着も売店まで行けば、上質のものを手に入れることができます。入院中のことはどうとでもなりますが、家に残してきたしまったことは自分の家族や親族、そうでなければ友人・知人に頼るしかないのです。
小さなことかもしれませんが、病院で気にしながら横たわっているのも辛いでしょう。相手は誰でも構いません。元気なときから、もしものときは鍵を開けて入って下さい、とお願いしておくと良いのではないでしょうか。
非常時のことはあらかじめ考えておこう
夫はこうなるまで弟の部屋に行ったことがありませんでした。大家さんにも今回初めて挨拶をしたのです。
成人してからの兄弟の付き合いには、難しい面もあるでしょう。普段から無理に仲良くする必要はありませんが、非常時にはどうするかを話し合っておくだけでも、お互いに安心感が芽生えて関係性が良くなるかもしれないな、なんて今回考えました。
しかし、今回のことで夫と弟の距離は縮まったのでしょうか。夫が一生懸命に弟のために会社まで休んでいろいろとやっていたのを私は見ていますが、弟はそれに気が付いているかどうか(病気だから仕方がありませんが)、少々不安もあります。
これからお互いに年を取っていくだけですから、今回のことでお互いに助け合える関係になれると良いですが…どちらか一方だけでなく、お互いに、というのが大切だと私は思います。
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