禁止すると良くないな、と思う理由

コロナ

もう1年以上、コロナのために我慢していることがたくさんあります。私は特に出かけたいとも思いませんが、テレビをつけるとしょっちゅう『〇〇は止めて下さい、控えて下さい』と言っているのを耳にします。

コロナの感染を止めるために、具体的な指示を出すのは良いことだと思います。きっと漠然とコロナに気をつけましょう、感染を防ぎましょうと言うと、それではどうしたら良いんだ、という文句が出てくるはずです。

具体策を示すことで逃げ道を作っている

私も子どもの頃、母親にもっとキチンとしなさい、ちゃんとやりなさいと言われていましたが、自分ではすでにキチンとしているつもりだったので、これ以上どうしたら良いのかと困っていました。だから、具体策の提示は必要だとわかっています。

しかし、今1つのことを禁止すると、それ以外の道に逃げる人が多いように思います。夜間の外出、飲酒は控えましょうと言うと、昼間に出かける、密室は避けましょうと言われると、屋外で飲酒をするというのが私には他の道に逃げているように見えるのです。

実際に当事者には自分が逃げているという意識はないと思います。それどころか、自分は禁止事項をちゃんと守っていると思っているように見受けられます(夜は出かけていないから、私はコロナにはかからないとか、みんなで飲み会をしたけど、屋外だったから大丈夫などと考えるのは、その良い例でしょう)。

それを見ていると、人間の我慢できる力には限りがあって、あれもこれもすべてを我慢していられる人はほんのわずかなのかもしれない、と実感します。

だから、今〇〇を禁止します、といくら声高に言ったところで、効果が望めないのではないでしょうか。かえって自分は〇〇をしていないから良いのだという免罪符を与え、他のことに逃げ込む道を作ってるような気がします。

今忘れない方が良いこと

やはり人間は自分が当事者にならない限りは、実感が持てないのでしょう。コロナなら、実際に自分が発熱して、さてどうしようとならないと自分の問題にはなりません。コロナはカゼやインフルエンザと同じ、大騒ぎしているのはコロナで儲けようとしている人たちの情報操作だという意見もあるでしょう。

私もそれらの意見にも一理あると思っています。しかし、今実際に発熱したときに、以前のように病院で診察を受けて、それなりの処置をしてもらうことはできません。私は昨年の4月に微熱と咳の症状がありましたが、すでに診察を受けることもできませんでした。

自家用車の中から顔を見せて、適当に薬を処方されただけです(現在は発熱外来に行けば、診察も可能でしょう)。うかうかカゼも引けない社会になっていることだけは、忘れないほうが良いと思います。発熱したときに、実際に困るのは自分です。

一緒に飲み会をした人、カラオケに行った人、食事をした人は誰も自分のことを助けてはくれません(多分、メンバーの1人でも発熱したら、戦々恐々となって人のことどころではないでしょう)。自分の体は自分で治すしかないのです(医療の力を借りても、最後は自分の回復力にかかっていると思います)。

それでも大丈夫、(コロナに)かかるときはかかるんだから私は気にしないと言う人は、中途半端なことはせず、正々堂々と飲食店やカラオケボックスを使ってお金を落とすべきだと私は思います。飲食店への時短要請も、屋外での飲酒が増えるなど、かえっておかしなことになるので、政府や地方自治体はもう止めれば良いのにと思います。

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