先の記事で、私が酒を飲む頻度をドンドン落としている話をしました。当然夜は手持ち無沙汰になります。手持ち無沙汰を放っておくと、そんなに飲みたくもないのに酒を飲むことになってしまいます。
私は酒を飲まないために、あれこれやったわけではありませんが、それでも今考えるとあれはよかったな、と思えることがあります。禁酒を成功させるコツともいえるでしょう。今回はそれをご紹介します。
手持ち無沙汰な時間を減らす！
早寝をする。もともと夫が朝早くからの仕事に就いているので、朝は5時に起床しています。
それなのに、お酒を飲んでいたので、23時頃の就寝でした。それを22時に早めました。
最初は具合が悪いわけでもないのに、22時は早すぎるかな、と思いましたが、全くの杞憂でした。幸い娘たちも成人していたので、親が先に就寝したところで、何の問題もありませんでした。これで、自動的に手持ち無沙汰の時間が減りました。
酒以外のものを飲む！
酒のことをかんがえるとき、実は酒が飲みたいわけではなく、喉が乾いていて何か飲みたいだけの場合もあります。
寒いときならハーブティーやフレーバーティー、暑いときなら炭酸水を飲みます。慣れてくると夏の炭酸水の爽やかさは、ビールにも劣らないと感じるようになりますよ。
ハーブティーはいろいろな種類がネットで買えます。新しい種類を試すときには、それを夜のお楽しみにします。何か1つ楽しみがあると、酒のことを考える時間が減ります。
晩御飯をしっかり食べる！
晩御飯をしっかり食べることも大切です。私は酒を飲んでいるときは、晩御飯をなるべく軽く食べるようにしていました。そうしないと、後から酒がおいしく飲めなかったのです（私は家事などがすべて終わってから、一人で酒を飲むのが楽しみでした）。
だから、あえて晩御飯をしっかりと食べて、そもそも何か飲みたい、食べたいという状況にならないようにしました。
これは人によって程度が違うでしょうから、自分にちょうどよい量を見つけてください。
晩御飯を食べすぎて、太ってしまったなどの弊害がでると、そんなことなら酒を飲んでいた方がよかったという考えに逃げ込むことになります。
また、酒を飲んでいないから、と夜にお茶とお菓子を楽しむのもやめておいた方が無難だと思います。糖分にも依存性があることは確かなようですし、後は寝るだけなのに、晩御飯の後におやつまで食べるのは、食べすぎでしょう。
楽しみを見つける！
楽しみなテレビ番組を見つける。これがあると時間があっという間に過ぎて、就寝時間になります。また、今までそれほど面白いと思っていなかった番組でも、酒を飲まずに見ることで新たな発見があることもあります。私は毎週水曜日には「相棒」、日曜日には大河ドラマ「いだてん」を楽しんでいますが、かなり集中して見ています。夫が話しかけてくると（夫は酒に酔っている）、怒りが湧くほどです。
テレビ番組以外でも、自分が楽しめるものなら、読書や編み物でもよいと思います。
でもテレビなら、家族が一緒に楽しめることもあります。番組について話がはずめば、もっと酒のことを考えなくなるでしょう。
まず、やってみて！
誰にでもすぐにできることですが、意外に効果があったので（効果があったから、酒を飲む頻度が週に1度まで落ちたのだと思っています）、紹介しました。
長い間の習慣はすぐに変えられません。3日坊主でもよいと私は思います。3日坊主を10回続けると、1カ月です。1カ月も禁酒できたら、ずいぶんと肝臓も休まることでしょう。
1度や2度挫折しても、すぐに次を目指せばよいのです。私も10年以上前ですが、1度は布団に入ったのに、のこのこ起き出して、酒を飲んでしまったことがありました。
でも、酒を減らせば、体にはよい影響しかないし、費用がかかるわけでもありません。かえって節約になりますから、酒を飲まない日を作ることに挑戦してみてください。
