先日夫の叔母が亡くなり、私と夫も葬儀に参列しましたが、昨日仕事中の夫に叔母の息子(つまり夫の従兄弟)から電話で、四十九日のお知らせと届けたいものがあるので、我が家に立ち寄りたいと言われました。
追加の香典返しをいただいた
届けたいものとは香典返しです。もちろん葬儀の当日にも香典返しはいただいていますが、それでは半返しにならないと、従兄弟が気を使ってくれたのでしょう。香典返しは半返しにするとよく言います。いただいた香典の半額程度の品物をお返しにするそうです。
夫は叔母と甥という関係としては、多めの香典を包み、生花も出しました。夫としては、子ども時代から叔母には世話になったこと、我が家は叔母の実家であることから判断したわけですが、しっかりと後から追加の香典返しが届いたのです。
これは、もう一般的な叔母と甥の関係に戻るべきだし、夫と直接血の繋がりのあった叔母が亡くなって、これからは徐々に叔母の家との付き合いが薄くなることを意味していると思えるのです。
夫にとっては寂しいことでしょうが、そうしなくては日本中、どこも濃いお付き合いだらけで大変なことになってしまうと思います。これからは関係が変わることを念頭に置いておく必要があるのでしょう。
きっちり半返しするのは、何のサインなのか?
以前、やはり親戚が亡くなったとき、夫が祖母が亡くなったときにいただいた香典の金額をそのまま包みましたが、香典返しが明らかに上質な羽布団でした。これも相手が気をつかってくれたのと同時に、これからはお付き合いが薄くなりますよというメッセージだったのでしょう。
実際にその後お付き合いはほぼ消滅しました。その親戚も代替わりした息子さんが数回、お盆やお彼岸に我が家を訪れたことがありましたが、会話もなく気まずいだけでした。
夫は困ったときに助け合うのは当然のこと。きっちり半返しにしなくても、と言っていますが、相手にしてみれば、これから助け合う機会があるとは限らない、それなら今、きっちり返しておきたいという気持ちなのかもしれません。
いずれにしろ、きっちり半返しにされたときは、これからはお付き合いが変わるのだな、と自覚したいと思います。夫の従兄弟は夫が出した弟たちの香典にも、追加で香典返しを持ってきました。
香典って、多めに包めば恥はかかないかもしれませんが、相手に気を使わせ、手間もかけさせてしまうのですね。