ぴーちゃんという女性のブログを読んで、まるで我が家の娘たちのようだと思いました。
我が家と同じ!姉妹で会話がない
ぴーちゃんさんは、お母さんの介護を巡って激しくぶつかってから、会話がないとのことです。
お母さんは自分の介護を巡ってのことであるため、とても心を痛めており、なんとか仲直りをして欲しいと望んでいるようです。
しかし、ぴーちゃんさんにはことさらケンカをしているという意識はないし、そもそも自分と妹の関係は、それまでもそれほど良いものではなかったと自覚していると言うのです。
これでは、仲直りも何もありませんね。きょうだいゲンカが起こるのは、お互いの距離が近い証拠だと思います。もともと距離が離れている人同士(例えばご近所に住んでいるだけの関係とか)がぶつかってしまったら、どうするでしょうか?
私はなるべく顔を合わせる機会を減らすのではないかと思います。そんな関係の人とわざわざぶつかり合う必要もないからです。
実はきょうだいには距離がある?
ぴーちゃんさんと妹のぶつかり合いは、お母さんにとってはきょうだいゲンカですが、ご本人たちにとってはご近所トラブルのようなものかもしれません。
私はお母さんの気持ちもよくわかります。自分の子どもたちには、きょうだいで仲良く助けあって欲しいと考えてしまいます。自分がこの世からいなくなっても安心だと思いたいのです。
ちょっと打算的だと思われるかもしれませんが、複数の子どもを育てた人は、多少こんなことを考えた経験があるのではないでしょうか。
我が家の娘たちも騒音問題でぶつかってから、まだ会話がありません。
やはりお互いにケンカをしているつもりはないと言っています。そして、考えてみると別に二人は昔から、それほど接点はありませんでした。
きょうだいで仲良く、助け合ってと思っていたのは、すべて私という母親の勝手な願いだったのでしょう。
昔は子どもの数が多く、助け合うこともできたのかもしれません。現在、家庭に子どもは2〜3人という感じでしょう。これで困ったときは助け合ってと言われれば、さぞかし重荷になるはずです。
親子関係とは違う、きょうだい関係
また、親と子は常に一対一の関係です。親は目の前の子のことを本気で考え、子どももその気持ちに応えます。私は親子の関係をそのままきょうだい関係に当てはめようとしていたような気がします。
親子はお互いに一親等の近い関係ですが、きょうだいはそうではありません。少し関係がドライに感じられても、しかたがないのかもしれませんね。
我が家の娘たちは、私が居なくなったら話をするのでは、と考えています。私のことをあれこれ話して、懐かしんでくれると期待しています。それもそう何回もあるとは思っていませんが…私はもう居ないわけですから、確かめることはできません。
親は子どものためを思ってきょうだいを作ることも多々あるでしょう。子どもの立場からすると、そんなことは頼んでいないわけだし、親の考えが足りないのだと思うのかもしれません。
私も今は、世間一般的な考えに縛られてきょうだいはいた方が良い、そしてきょうだいは助け合って仲良くするべきと信じていたこと、それを押し付けていたことを後悔しています。
私が居なくなった後で、思い出を語り合う娘たちを想像することで良しとします。これくらいの楽しみがあっても良いですよね?
コメント
はじめまして。ぴーちゃんです。
ブログに取り上げて頂きありがとうございます
なるほどと思い読ませていただきました。親と子は、常に一対一の関係という所に同感です。
そこに、問題の根っこがあるんでしょうね。母の元に集まると、小さかった時にもどってしまうんでしょうね。
意地を張っていないで、仲直りしなくちゃと思っています。
yumikonekoさんのブログ楽しみに読んでいます^ ^
ぴーちゃんさん、はじめまして。
と言ってもブログを読ませていただいているせいか、前からよく知っている方のような気がしています。
こうしてわざわざコメントまでいただいて、とても嬉しいです!
私には弟がいます。男女のせいか(長男だからと弟がすごく優遇されているような気がしていました)成人する頃にはまったく会話がなかったのですが、
母の入院をきっかけに協力するようになりました。今はまた付かず離れずですが、これで良いと思っています。
我が家の娘達もいつかきっとそれなりの関係を取り戻せると思っています。
どうか、ぴーちゃんさんのペースで無理のないように妹さんと接してください。
こういうことは誰かのために、と思ってもできないですもんね。良い関係というのは、ひとそれぞれですし…
それでは、これからもよろしくお願いします。