山の中で迷子は上に行く?不幸な事件を減らすために、この性質はもっと多くの人が知って欲しい!

迷子の女の子 生活

先月、山梨県のキャンプ場周辺で子どものものと思われる頭蓋骨の一部が見つかったのを皮切りに、運動靴や靴下、衣類などが発見されました。このキャンプ場では、3年前に女の子が行方不明になっています。

今、見つかった者と女の子の関連を調べているようですが、見つかった衣類は行方不明になった当日に女の子が着用していたものとよく似ていることが素人目にもわかるものでした。

女の子がいなくなった当初、誰もが山道を登っていくとは考えませんでした。だから、下へ下へと向かって探していったようです。しかし、ここに来てどうやら女の子は上に向かって登っていき、そこで滑落してしまったのではないかという考えが出てきました。

子どもは上に行く性質がある?

以前、スーパーボランティアの尾畠春夫さんが山口県内の山中で行方不明になった男の子の捜索に加わりました。このとき尾畠さんは下の方を探さず、山を登って行き、すぐに男の子を発見したそうです。発見されたのは行方不明になってから3日目だったということです。

女の子が行方不明になってからはかなりの日数、大掛かりな捜索をしていたようですから、方向さえ間違わなければ無事に発見できていたかもしれません。

尾畠さんによれば、子どもは自分が行くべき方向を見失うと、山の中なら上に向かって進んでいくという性質があるそうです。私はそんな性質を子どもが持っているとは知りませんでしたが、実際に尾畠さんは、入山して30分で男の子を発見できたといいます。

女の子がいなくなったとき、誰もが子どもの足で険しい山道を登るはずがない、と思ってしまったのでしょう。少し今までとは違うところ(つまり上の方)を探してみようとは思わず、もっと遠くに行ってしまったのかと、捜索する範囲を広げてしまったのかもしれません。するともっと山の上の方については、関心が薄れてしまったでしょう。

もっと多くの人が知っていれば…

山で子どもは上の方に向かうとは、言われてみればそうかと思いますが、言われなければずっと私たち普通の大人は気が付かないでしょう。子どもは思いもかけない方向へ行ってしまうということが、もっと多くの大人たちに知られれば、不幸な事件が減っていくかもしれません。

また、子どもにも道に迷ったら(つまりどちらに進めば良いかわからなくなったら)、やみくもに動かないことなども繰り返し伝えた方が良いのではないでしょうか?特に山の中などは、不安からどんどん動かれては見つけられなくなってしまう恐れがあると私は思います。

以前スーパーで迷子になった女の子(多分5~6歳です)を見たことがあります。すでに定員さんに保護されて、名前などを聞かれていましたが、パニックになっていてただ大声で泣きわめくだけでした。スーパーの中だから、パニックになっても命に別状はありませんでしたが、これが山や川の近くだったら、どうなっていたでしょうか。

何ができるのかを考えたい

発見された骨や衣類はまだ誰のものと特定されたわけではありません。女の子がどこかに無事でいる可能性も残っています。だから、こんなことを書くのはちょっと違うのかもしれません。

しかし、迷子の子どもを実際に見たとき、とても不安で悲しい状況のように思われました。スーパーでパニックになっていた女の子も、普段の状態なら自分の名前くらいは苦もなく言えたと思います。

もちろん、家族だって子どもの心配をしていることはわかりますが、やはり一番辛い思いをしたのは子ども本人でしょう。キャンプ場で行方不明になった女の子も、きっと怖くて辛い思いをしたのだと思います。今はただ、彼女をねぎらってあげたい、労ってあげたいです。

そして、こんなことが2度と起こらないために、私たちは誰かを責めるのではなく、何ができるのかを考えなくてはならないと思います。

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