突然亡くなった女性・遠い関係の私たちに親戚のように接してくれた人でした

生活

先日、ご近所に住む女性が亡くなりました。体調が悪くなり、検査入院をしてからわずか1ヶ月しか経っていない中での 死でした。

血の繋がりは薄くても、濃い関係だった

この女性の祖父と私の夫の曽祖父が兄弟だったことから(女性は跡取りとして家を継ぎ、婿を取りました)、ずっと女性の家と我が家は本家と分家のような付き合いを続けてきたのです。現代の感覚では、それは親戚と言うにはあまりにも遠い関係です。私もほとんど他人の関係だと思ってきました。

それにもかかわらず、私たちが敷地内同居をしていた祖母はことあるごとに女性の家を頼りました。祖母にはその自覚はなかったのかもしれませんが、一緒にお茶を飲むという名目で頻繁に女性を呼び、長々と愚痴を聞かせていました。もちろん、人寄せをするときは必ず女性は手伝いに来ていましたし、赤の他人としては、あまりにも密着した関係だったと思います。

また、私も祖母や祖母の友人たちと話していると、どうしても話が通じないと感じることが多々ありました。例えばまだ乳幼児だった長女に豚汁を食べさせたいと言われ、私が断ると(離乳食がまだちゃんと始まっていなかった)、哺乳瓶に入れて飲ませろと迫られ、とても困ってしまったことがありました。

そんなときにさり気なく、私の味方をしてくれたのが女性でした。本来、祖母と私の間をとりもつであろう夫の父も母もすでに亡くなっていましたから、女性は私の頼みの綱でもあったのです。

私にも思い出がある

その亡くなった父や母の法事を祖母の住む家で行うとき、振る舞うための煮物を作るとき、相談に乗ってくれたのも女性でした。私はどうして良いかわからなかったので、ある日突然のこのこと出かけて「法事に煮物を出したいですが、ここら辺ではどんなものを出すんですか?味付けはどうしたら良いですか?」と聞いたのです。

女性はニコニコと応じてくれ、一緒に作ろうと言ってくれました。今では自宅で法事をすることも、手作りの料理で大勢の人をもてなすこともありませんから、貴重な体験ができて良かったと思っています。

祖母も亡くなり、段々と以前のような付き合いが亡くなってからも、自分で育てた花を仏壇に供えて、と持ってきてくれるような女性でした。

脚や腰が痛いときは、体の中も注意したい

女性はいつも身ぎれいにしており、実際の年よりも若く見えました。よく若く見える人は内臓も健康だなどと言いますから、勝手に女性は健康なのだと思っていました。脚が痛いと聞いても、年相応の不調だとしか思いませんでした。

母と言い、今回の女性と言い、不調の始まりは脚や腰が痛いというものでした。もしかするとその痛みは体の中からのサインなのかもしれません。実際にある程度の年齢を越えると、脊椎間狭窄症とか腰椎すべり症などの異変がある人が多いため、それで納得してしまい、内科の受診は考えない人が多いです。

しかし、内臓の異変が体の外側に痛みとして現れることは珍しいことではないようです(心臓の不調で肩が痛いとか…)。

毎年の検診も大切なのかもしれませんが、どこかが痛いというときに、外科的な方面からだけでなく、内科の方も受診することが大切だと今は切実に思っています。今日は女性のお通夜です。

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