メールを受け取るだけで、大騒ぎになる夫

メールを受け取るなんて簡単そうだけど 生活

何度かこのブログにも書いていますが、夫は地域の囃子連に入っています。同じ市内でも地域によってお囃子は異なるため、それぞれの地域に囃子連があり、定期的に連合会も開かれます。

先日、その連合会があったのですが、連合会の役員(70代)が夫にこんなことを言ってきました。

メールを受け取らなくてはならないことに

資料を郵送するのは大変なので、これからはメールに添付して送りたいと思います。
悪いけど、1度私宛にメールをいただけませんか。

夫はGメールのアドレスを持っているため、そこに送ってもらえば良いわけですが、これはスマホのアドレスだから、嫌だと言います。資料を見るためにパソコンにメールを送ってもらいたい、だから私のノートパソコンのメールアドレスを教えたいと言うのです。

私のアドレスというのも、Gメールのアドレスです。わざわざ私のアドレスに送ってもらうよりも、夫本人のアドレスに送ってもらう方が、夫にとっても話が簡単なはずです。Gメールはスマホだけではなく、パソコンでも見られると、何度説明しても、夫がわかってくれません。

終いには、普段はムスッとしている次女までが言葉を尽くし、まるで幼子に語りかけるようにして説明したのですが(スマホでメールが来たのを確認できるし、そうしたらパソコンを開いて資料を見たらいいんだよ、とそれは優しく言っていました)、夫はスマホのアドレスでは、資料が見られないから嫌だと言うばかり。ついにはこんなことをキレ気味に言い出したのです。

お前はいつもパソコンをしているんだから、メールが来たらすぐに気がつくだろ?
そうしたら、それを俺に教えてくれればいいんだ。なんでそれくらいのことをしてくれないんだ。もう、いいよ、自分で何とかするから。

我が家のパソコン自体にはメールアドレスはありません。1度プロバイダを契約し直した際に、必要ないと判断したので、もうメールアドレスを設定しませんでした。そのことも夫に話してありましたが、夫は自分には関係ないと、話し半分で聞いていたのです。

実際にやって見せて、納得した夫

夫は自分でメールがしたくて、Gメールアドレスを取得したのではなく、スマホを買うときにグーグルアカウントを設定する必要があったので、結果的にアドレスができただけでした。

だから、そのときに私が言ったこと、Gメールはパソコンからもスマホからもメッセージが確認できて便利だよ、という内容はすっかり頭から抜け落ちてしまったようです(まあ、最近は家族間ではメールはほとんど使わないので、忘れても仕方がないです)。

私が実際にパソコンから夫のメールにログインして、スマホと同じことができるんだよ、とやって見せているうちに、段々と落ち着いてきて、最終的に自分の怒りが見当違いだったことがわかったようです。

多分、夫の頭の中では私はパソコンの苦手な夫を突き放して、手に余る難しいことを自分でやれと強要していることになっていたのでしょう。夫が落ち着いて、言葉が柔らかくなって、やっと人の言葉を聞く余裕が出てきたのを見て、私も本当にホッとしました。

しかし、これは夫だけの問題ではないと思いました。私が成人してもしばらくは、スマホもなければパソコンもないのが当然でした。だから、それらが使えないとか、わからないなどで問題になることもありませんでした。

夫だけじゃない、私自身もこれから先が心配

私も夫ももうすぐ60代です。理解力もなければ適応能力も少なくなっているでしょう。次から次へと新しいことが登場するのは、本当に困るのです。

わからなければ誰かに聞けば良さそうなものですが、今回いくら夫に説明してもわかってもらえなかったとき、私は正直イライラして怒り出したくなりました。教える方だって大変です。

私は若い頃、駅の券売機の仕組みがわからないとか、時刻表の字が小さすぎて読めないと言って困っているお年寄りのお手伝いをしたものです。今度は誰かが自分を助けてくれないかな~、などと思っているのは虫が良すぎるでしょうか。

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