我が家の近所の小さな町工場がなくなるようだ・時は流れるから仕方のないことだけど

生活

我が家の向かいに倉庫のような建物があります。そこでは、近所に住んでいる男性が1人で工場を営んでいました。いわゆる町工場です。

我が家の周りの家は皆、かつて農家だったために自宅の敷地内に畑がありました。農業をやめてからはその畑の後に建物を建てて、小さな工場や事務所にする人が多かったのです。

近所の工場が1つ閉まる

今朝早くからその工場にはクレーン車が横付けされ、ずっと機械音が鳴り響いています。どうやら工場の中の機械類をすべて搬出して空にしようとしているようです。そういえば、数日前には工場を営んでいる男性が業者らしき人物と打ち合わせをしながら、建物の周りを歩いている姿を見かけました。

私はその男性が工場でどんな仕事をしていたのかはまったく知りませんが、工場を空にして仕事をたたむのだな、ということが想像できました。建物の周りを業者と一緒に歩いていた男性は、ずいぶんと年をとったように見えました。

我が家が当地に家を建てて引っ越して来た頃、多分男性は今の私よりも若かったと思います。それから30年が経っていますから、男性が年を取るのも仕方がありません。引っ越しをしてきたとき、30歳だった私だって還暦が近くなりました。もし、会社員ならそろそろ定年を考える年齢でしょう。

近所では消えていくものが多い

我が家の周りでは気が付かないうちに無人になっていた工場もありますし、閉店してしまった商店もあります。新しいもの(住宅とか)も増えていますが、それ以上に多くの古いものが消えていきます。それだけの時間が経ったのだだから当然と言えば当然ですが、寂しい不安な気持ちもあります。

人間はずっと同じように生活できません。仕事も家事もできないことが増えていき、最後には死んでしまいます。工場や店など、周りから消えていく多くのものを見ていると、それを嫌というほど思い知ります。私はまだ、自分ができなくなることが認められないし、今自分ができていることを手放したくありません。しかし、ずっとそんなことを言っていられないのが現実だと思います。

男性は意外にさっぱりした気分かも?

まあ、勝手に私が物悲しい気分になっているだけで、当の男性はそんなことはないかもしれません。これから自由を謳歌するぞ~、と張り切っているのかも。そうなら良いですね。そういえば、どんな仕事をしているかは知りませんでしたが、私は男性がギターを嗜むことは知っています。市民文化祭の前など、ギターを練習する音色がよく聞こえてきていました。

それももう、聞こえないのだなと思います。工場が直ぐ側にあると、いろいろな音も聞こえてきていました。これからは静かだけど寂しい生活になるのでしょう。

にほんブログ村 主婦日記ブログ 子育て終了主婦へ PVアクセスランキング にほんブログ村

よろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました