おおっぴらに言えないこと

ブログ好き

なかなか人に言いにくいことってありますよね。
世間一般ではネガティブなイメージになっている言葉は、自分でそう思っていても口に出せません。口に出すことで子どもなら親に叱られたり、友だちに嫌な顔をされたりします。
私にとっては「めんどくさい」がそんな言葉です。

生きていれば、人からあれをやってくれ、これをやってくれ、〇〇に出かけようなどといわれます。気が進まないときは、大抵めんどくさいときですが、これを言うととても嫌な顔をされるので、ほかに言い訳を考えるのがめんどくさいことになってしまいます。

ネガティブワードを言う気持ちよさ!

今は亡き母に、「そんなにめんどくさいばっかり言ってると、息を吸うのもめんどくさくなって早く死んじゃうよ!」と叱られたのも今ではよい(?)思い出です。まあ、めんどくさいを連発していると物事は何も進展しないので、私はめんどくさいを封印して生きてきました。

しかし、ある人のブログでめんどくさいが連発されていて、とてもうれしくなりました。
ネガティブワードが人をうれしくさせることもあるのです。こんなことを考えているのは私だけじゃなかったと感じるとき、人は救いを感じています。

私よりも推定20歳ほど若い2児の母のブログですが、気持ちが良いほどめんどくさいが連発されています。ブログのタイトルが「全然丁寧じゃない暮らし」というのも、昨今の丁寧な暮らし流行りに一石を投じているようで、気持ちがよいです。

ネガティブワードでブログ決定!

人がめんどくさいと言っているのを聞いて、気持ちがよいと感じるのはある意味屈折しているのかもしれません。でも、ネガティブワードを言いたいというのは、ある意味本能なので人が言っているだけでも気持ちがよいのは当然だと私は考えています。

しかし「面倒」だけでも、ネガティブな要素があるのに、それに「くさい」まで付けてしまったのが「めんどくさい」ですから、使うと嫌がられるのも仕方がないのかもしれません。
それでも、「めんどくさい」はこの世から消えないでしょう。だって、この世は「めんどくさい」で溢れているのですから。

だから私は人のブログの「めんどくさい」に反応し続けるし、自分でもこの言葉を使うでしょう。
自分にとってのネガティブワードでよむブログを決めるのも、楽しいですよ。これ、本当です。

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