他人の力

家族

よく子どもは1人では育てられない、といいますが、私は子どもが成人してからそれを実感しています。娘が家に引きこもってから、そろそろ3年が経とうとしています。23歳になろうとしている娘が毎日家の中だけで、家族以外とは触れ合わずに過ごしています。

私にはそれが悪いことだとは思えませんが、少し病んでいるとは思っています。
どんなに心から励ましても、娘には親のひいき目だと感じられるようです。私も夫も今は自分からは何もいわず、娘が1人で結論を出して動き出すのを待っている状態です。

娘が行きたい場所とは?

そんな娘が先日初めて自分から心療内科を受診したいといい出しました。
自分のいいたいこと、聞きたいことをノートにまとめて、自分で電話をかけて診療を予約して出かけていきました。

夫の母がかつて心の病で苦しんだ経験があるため、夫は娘が診察を受けることに少し抵抗感があったようです。結局は自分で何とかしなくてはいけないのだから、心療内科での診察に意味なんてあるのか、といっていました。

でも、診察が終わって帰ってきた娘の顔はかなり明るくなっていました。
話を聞いてもらえたこともよかったのでしょうが、自分で話ができた、伝えられたということがとても自信になったようでした。

軽度のうつ症状だと診断された娘には、ミルタザピン錠という薬も処方されました。
この薬は娘に合わなくて、飲み続けることができませんでしたが、それも電話で相談すると、医師は無理して飲まないで、診察においでといってくれたということです。

家族と他人、どちらも必要!

このことで私は、人が生きていくためには家族も大切だけど、他人の力を無視することはできないな、と感じました。心療内科は薬の力ではなく、他人の力で病を治してくれるのかもしれません。

これですべてが解決するわけではないことは私にもわかっています。
でも、たとえ心療内科でも、行く場所ができて、娘が少しでも元気に毎日を送ってくれればよいな、と思っています。

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