次女をメンタルクリニックへ通院させることを結局断念した経緯

医師も他人だから良い 家族

4月15日にメンタルクリニックの3回目の診察を予約してありましたが、キャンセルしました。

次女は通院も服薬もしたくない

前回の診察でストラテラと抗うつ剤を処方されましたが、どちらも次女は飲まなくなりました。その医師の診断では、次女は発達障害のためいろいろな刺激をダイレクトに感じ過ぎていて、生きにくい状態になっていると診断されました。引きこもりもそのせいだと言うのです。

ストラテラは発達障害に処方されたもので、前回よりも処方量を増やされたものの、まったく最初から飲む気がないようで、手つかずのままでした。

抗うつ剤の方は数回飲んでいました。これはかなり気分が落ち込んでいると私が医師に言ったために処方されたものでした。多分私が気分の落ち込みについて気にしていると言ったために、次女は気を遣って飲んだのだと思います。

確かに気分の落ち込みは解消されたようなのですが、自分で「これは単に周期的に気分が良いときに入っただけだと思う」と薬の効果ではないと言い、かえって胃の不調のような副作用が気になるのでもう飲まない、と服用を止めてしまったのです。

薬を服用する気がまったくないなら、わざわざメンタルクリニックに行く意味もありません。私は医師に話を聞いてもらうだけでも、意味があると思いましたが、実際に話を聞いて治療に結びつけるのはカウンセラーの仕事のようです。次女には「薬を飲んでも何の変化も感じられないのに、副作用だけを我慢できない。通院することに意味はないんじゃない?」と言われてしまいました。

病気でないのに薬を飲んでも仕方がない?

次女は病気ではないとハッキリメンタルクリニックの医師にも言われました。病気なら治ることで生活が変化をするかもしれませんが、次女は治らないわけです。医師は薬の服用で、生活しやすくなる、生きやすくなると言いましたが、次女は薬の効果を感じず、副作用の方ばかりを感じてしまったようです。そして、こんなことを言いました。

私は一生薬を飲まなくてはいけないと考えるだけでも、気が重くなるよ

次女はちょっと体調が悪いとすぐに薬に頼るタイプですが、その次女でも定期的に通院して処方された薬を飲み続けることを考えると気が重くなると言うのです。私が次女に薬を服用するよう強制するのも何かが違うと思うし、つまりは次女は通院してまで、外に出られるようになる必要を感じていないということなのでしょう。

もし、次女が外に出たいのに出られない、と困っているのであれば、薬を飲もうと思うだろうし、通院して話を聞いて欲しいと思うでしょう。メンタルクリニックへの通院をきっかけに何かが変わるかも、と期待していましたが、私の独りよがりに終わってしまいました。

結局は夫の言うとおりになった

夫はこの通院に際して、必要なら送迎はすると言いながらも、結局薬を飲むだけでは何も変わらないよ、と言っていました。自分の性質や個性を認めながら、自分で生活をしていくしかないんだから、自分のことを何とかできるのは自分だけなんだよ、とも言っていました。私もそれはそのとおりだと思いましたが、何とかするための手伝いができれば、とも思ったのです。

結局夫の言ったことが正しかったのかもしれません。医師の力も薬の力も借りたくないのであれば、後は次女が自分で何とかするしかありません。でも、今の生活は次女にそれほど不都合なものではないのでしょう。私は何をすれば良いのか、また振り出しに戻ってしまいました。気が抜けました。

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